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第19回勇気ある経営大賞

リハビリテーション連携論 ―ユニバーサル社会実現への理論と実践

定価:3,740円(本体3,400円+税)

商品コード: ISBN978-4-89590-324-0

B5 / 260頁 / 2009年
【企画】日本リハビリテーション連携科学学会
【編著】澤村誠志・奥野英子

内容紹介

リハビリテーションの連携を促進する理論・実践書。

年齢・性別や障害の種類にかかわらず、誰もが安心して心豊かに住み慣れた地域で生き生きと住み続けることができる、ユニバーサル社会を実現するには、医療・教育・福祉などの専門職、関係機関、病院・施設などが利用者と地域の住民を含めた有機的なネットワークを作り、効率的に連携して総合的なリハビリテーションサービスを行うことが不可欠である。
しかし、専門職間の意識の違いや、利用者のニーズの多様性などさまざまな理由から、わが国のリハビリテーション連携はまだまだ不十分といえる。
本書は、リハビリテーション連携のさらなる促進を目指して、わが国のリハビリテーション諸分野における第一人者たちが、リハビリテーションにおける連携の意義と課題、地域リハビリテーションにおけるライフサイクルごとの連携の実践例、そして将来への提言をまとめたものである。
リハビリテーションの各種専門職、保健・医療・福祉・教育・雇用の分野に従事しているすべての実践家に贈る、画期的な一冊。

目次

第Ⅰ部 リハビリテーションと連携
 第1章 なぜ連携か
  1 国際的なリハビリテーションの動向と連携
  2 わが国におけるリハビリテーション連携への取り組み―リハ交流セミナー/総合リハ研究大会を中心に
  3 リハビリテーションにおける連携の概念と意義

 第2章 リハビリテーション諸分野における連携と問題点
  1 医学的リハビリテーション
  2 教育リハビリテーション
  3 職業リハビリテーション
  4 リハビリテーション工学
  5 社会リハビリテーション
  
第Ⅱ部 地域リハビリテーションにおける連携とその実践
 第3章 地域リハビリテーション
  1 地域リハビリテーションと連携
  2 自治体における地域リハビリテーション連携への取り組み
  3 市町村における地域リハビリテーション連携への取り組み

 第4章 ライフサイクルに応じたリハビリテーション連携の実践
  乳幼児期
  1 障害児の療育システムにおける連携
  学童期
  2 特別支援教育と連携システム
  3 特別支援教育における多職種の連携
  4 障害を地域で支える学童期のケアマネジメントと連携
  5 専門職の特別支援教育へのかかわり
  成人・就労期
  6 福祉と労働の連携
  7 障害者就労支援における連携
  8 精神障害者リハビリテーションにおける連携―人としてあたりまえの生活の保障を
  高齢期
  9 高齢者総合的機能評価(CGA)とリハビリテーション
  10 高齢期におけるリハビリテーション連携
  11 認知症支援における連携
  12 認知症高齢者のケアにおける連携
  終末期
  13 終末期におけるリハビリテーション連携
  地域生活を支える実践
  14 ライフサイクルと地域生活から考えるネットワーキング
  15 市町村における総合的な連携システム
  16 地域リハビリテーション推進事業における職種間連携

 第5章 当事者からみたリハビリテーション連携
  1 運動機能障害者への支援と連携-脳性まひの立場から
  2 運動機能障害者への支援と連携-頸髄損傷の立場から
  3 視覚障害者への支援と連携
  4 聴覚障害者への支援と連携
  5 知的障害者への支援と連携

第Ⅲ部 リハビリテーションにおける連携を実現するために
 第6章 保健医療福祉連携教育の現状と将来展望
 第7章 臨床現場における連携教育
 第8章 連携を促進するアセスメント
 第9章 ICFとリハビリテーション連携
 第10章 リハビリテーションにおける連携の具体的方策と展望