■特集
住み慣れた地域で安心・安全に生活していけるための高齢者支援

作業療法士による心理社会面に着目した高齢者支援・・・竹田徳則
高齢者のための地域の保健医療福祉サービス・・・尾島俊之
高齢者の社会参加・交流促進の取り組み―協働による新しい地域ケア・・・平井　寛
韓国高齢者の地域参加と健康増進・・・斎藤嘉孝
地域在宅高齢者の社会参加促進―地域他職種との連携・・・小川敬之
認知症高齢者の生活支援に関わる作業療法・・・谷川良博
まちで暮らす高齢で統合失調症がある人の支援を考える・・・小松洋平, 上城憲司, 小松千恵, 北村真奈美, 江口留美, 青山　宏

■講座　コミュニケーション支援のコツ!　最終回
コミュニケーション支援のポイント・・・畠山卓朗

■講座　作業療法における上肢機能アプローチ　最終回
骨折に対する上肢機能へのアプローチ―LCP術後を中心に・・・佐藤真一, 鷹左右由紀, 有泉宏紀

■研究Constraint-inducedmovementtherapy(CI療法)後の長期経過―CI療法施行後のWMFTとSTEFの結果より・・・竹林　崇, 島田真一, 花田恵介, 髻谷満, 児玉典彦, 道免和久

■覗いてみたい!?先輩OTの頭の中
両片麻痺者に対する在宅復帰に向けたかかわり・・・倉持　昇

■提言
自分を創り続ける・・・中里瑠美子

■海外事情
英国における高齢者支援と作業療法・・・上城憲司, 小松洋平, 太田保之, 青山　宏

■風の色―私は脳性麻痺とともに生きる!
最終回・私のこの二カ月間・・・吉田もも

■OTのための教養講座Lesson5:応用行動分析学で作業療法が変わる
最終回・「感情」も行動の原理によって生み出される・・・山本淳一

■MGマンのおじゃま虫レポート:医療と福祉の谷間を歩く　最終回
シリーズ6～介助犬がもたらす未来　第2回・・・わたなべすがこ

■作業療法ジャーナル44巻(2010年)表紙作品の紹介

2002年6月5日、55歳で風邪からギラン ・ バレー症候群になりました。全身が麻痺し、人工呼吸器を1年半装着し、経管栄養食を1年9カ月、2年近く寝たきりの状態でした。
車いすに座りはじめても、最初のころの食事は手がパーのままなので装具を付けて食べ、味噌汁 ・ パック牛乳は介助,お茶は蓋付きコップにストローを2本つなげて飲んでいました。そして退院に向け、電動歯ブラシ ・ ヘアーブラシ ・ 家の電話の子機に装具をつくっていただきました。今は、装具を付けてですが、前かがみができるようになり、食事は一人ですべてできるようになりましたし、外食もしています。
若干指が曲がるようになりましたが、物は握れません。親指で絵筆を支えて、青墨 ・ 顔彩で絵手紙を描けるまでになりました。このかぼちゃは、主人が畑でつくったものです。いつも野菜を収穫してくると、食べる前に描いています。(小石好江)