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第19回勇気ある経営大賞

転倒予防のための棒体操-運動機能と認知機能へのアプローチ

電子版あり

定価:2,640円(本体2,400円+税)

商品コード: ISBN978-4-89590-365-3

B5 / 110頁 / 2010年
【著】横井賀津志 (姫路獨協大学)
   高畑進一 (大阪府立大学)
   内藤泰男 (大阪府立大学)
【イラスト】 めさきせいこ (医療法人嘉誠会)
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内容紹介

今日から実践!! 手軽で楽しい、根拠のある転倒予防トレーニング

高齢者が寝たきりになる原因の上位に転倒が挙げられ、これまでにも様々な転倒予防のための訓練プログラムが実施されてきている。本書では、従来の筋力・バランス強化一辺倒ではなく、あえてバランスを崩した動作を安全な環境下で体験することにより、転倒防止を図る「転倒擬似動作」による「転倒予防体操」を提唱している。また、棒体操とマシントレーニングとを比較対照した研究によりその有効性は裏付けられている。本書は、介護現場で誰もが楽しく安全に棒体操が行えるよう、イラストを多用するなどの読みやすい内容となっている。プロフェッションによる根拠ある転倒予防プログラムを、多くのセラピスト、介護士に是非活用して頂きたい。

目次


 
I はじめに
 1 高齢者の転倒
 2 転倒とは何か(転倒の定義)
 3 転倒予防の考え方
 4 棒体操の介入特徴
 5 転倒予防の本当の目的
 
II 棒体操のねらいと効果
 1 棒体操考案に至ったエピソードと経緯
 2 棒体操考案に際して配慮したこと
 3 棒体操の効果
 
III 転倒予防を目的とした棒体操の実際
 1 棒体操とは
 2 基本的な棒体操の方法
 3 棒体操実施の一般的手順
 4 留意すべき対応のポイント
 5 リスク管理(無理なく進めるために)
 
IV 各所での棒体操実践例
 1 地域での取り組み
 2 通所系サービスでの取り組み
 
V 棒体操の効果と可能性(疾患別の棒体操実践例)
 1 脳卒中,片麻痺
 2 半側空間失認
 3 パーキンソン病
 4 関節リウマチ
 5 認知症
 
VI 効果判定の方法
 1 転倒の有無や回数を効果判定に用いる方法
 2 転倒のリスクファクターとなる身体機能や認知機能を測定する方法
 
VII 資料編
 

目次よりクローズアップ


  準備体操
    1 両手で行う体操(8種)
    2 たたく体操(3種)
    3 その他の体操(2種)
  転倒疑似動作(棒を投げる,受けとる)
    1 投げて受けとる-片手
    2 投げて受けとる-両手
  転倒疑似動作(棒のバランスをとる)
    1 棒のバランスをとる
  転倒疑似動作(棒を回転させる)
    1 棒を回転させる
  転倒疑似動作(棒を落下させる)
    1 棒を落下させる
  棒体操のさまざまなバリエーション
    1 2人で行う
    2 みんなで行う
    3 その他
 

  身体機能評価
    1 静的バランスの評価
    2 動的バランスの評価
    3 敏捷性の評価
    4 柔軟性の評価
    5 筋力の評価
    6 歩行機能の評価
  認知機能評価
    1 前頭葉機能の評価
    2 注意機能の評価
    3 認知機能の評価
  心理面の評価
    1 転倒不安感の評価
    2 うつの評価
  日常生活動作の評価
    1 日常生活動作の評価