<理学療法MOOK> 10 高齢者の理学療法 【第2版】
内容紹介
21世紀の高齢者をサポートする理学療法の決定版、待望の全面改訂!
総人口に占める65歳以上の老年人口が増えている日本は、世界に類を見ないスピードで高齢化社会に向かっている。現在、高齢化率は21%以上であり、今後さらに高齢化は進み、40年近くにわたってこの状態が続くと言われている。超高齢社会の幕開けである。それに伴う医療費の高騰や、高齢夫婦および一人暮らしの増加によって家族介護に頼れないなど、さまざまな問題が生じている。これらの問題に対して、理学療法士はどのよう期待に応えることができるのか、今まさに問われている。
本書では、高齢者の特性・障害(身体・精神・心理・QOL)および歴史的背景までを医学的知識だけでなく文化人類学的な視点からも解説。さらに急性期、回復期、維持期、在宅での理学療法の介入方法について、施設運営や福祉用具も含め、第一線で活躍されている方々が具体的な事例をとおして平易に述べた。高齢者を前にして悩める若い理学療法士にとって問題解決・質の向上の一助となる必携の実践書である。
目次
第1章 高齢社会と理学療法・・・森本 榮
第2章 高齢者の特性
1. 高齢者の身体機能の特性・・・井手 睦
2. 高齢者の精神機能の特性・・・先崎 章
3. 高齢者の心理の特性・・・神定 守
4. 日本の高齢者の特性―過去・現在・近未来・・・波平恵美子
5. 高齢者のQOL・・・小林量作
第3章 高齢者の障害と理学療法
1. 中枢神経障害・・・吉尾雅春
2. 骨関節障害・・・磯崎弘司
3. 呼吸障害・・・千葉哲也
4. 循環器障害・・・山本周平,他
5. 下肢切断・・・小嶋 功
6. 内部障害・・・内山 靖
第4章 高齢者の施設内理学療法
1. ストロークユニットにおける理学療法①・・・東條友紀子,他
2. ストロークユニットにおける理学療法②・・・田村龍太郎
3. 急性期における理学療法①・・・前田秀博
4. 急性期における理学療法②・・・吉田久雄
5. 回復期における理学療法①・・・山中誠一郎
6. 回復期における理学療法②・・・井手伸二
7. 介護老人保健施設における理学療法①・・・鐘江慎太朗
8. 介護老人保健施設における理学療法②・・・野尻晋一,他
9. 介護老人福祉施設における理学療法・・・湯元 均
10.診療所外来における理学療法①・・・大木英明
11.診療所外来における理学療法②・・・岡田 亨
第5章 高齢者の在宅理学療法
1. 高齢者における在宅理学療法・・・伊藤隆夫
2. 訪問リハビリテーションにおける理学療法①・・・柳川 進
3. 訪問リハビリテーションにおける理学療法②・・・宮田昌司
4. 訪問リハビリテーションにおける理学療法③・・・小山 樹
5. 訪問リハビリテーションにおける理学療法④・・・溝口哲朗
6. 通所リハビリテーションにおける理学療法・・・岡野英樹
7. 通所介護における理学療法①・・・松井一人
8. 通所介護における理学療法②・・・塩中雅博
9. 環境調整と理学療法①―車いす・・・河添竜志郎
10.環境調整と理学療法②―テクノエイド・・・下元佳子
11.環境調整と理学療法③―インソール・・・安倍浩之,他
高齢者に対しての考え方
理学療法士の先輩諸氏から,臨床経験を通じて蓄積された見識をコラムで表現した.これにより,若い理学療法士が臨床でマンネリ化せずに目標をもって働く原動力になることを期待する.
1. 高齢者と価値を共有できるか・・・島村耕介
2. 気づきある理学療法・・・齋藤正美
3. 誰のためのケアなのか・・・備酒伸彦
4. 高齢者の理学療法における基本的な考え方と配慮点・・・小笠原正
5. 内なるエイジズムに気づく・・・大渕修一
6. 臨床上で心がけていること・・・田舎中真由美
7. 全体像を捉える・・・浅川康吉
第2章 高齢者の特性
1. 高齢者の身体機能の特性・・・井手 睦
2. 高齢者の精神機能の特性・・・先崎 章
3. 高齢者の心理の特性・・・神定 守
4. 日本の高齢者の特性―過去・現在・近未来・・・波平恵美子
5. 高齢者のQOL・・・小林量作
第3章 高齢者の障害と理学療法
1. 中枢神経障害・・・吉尾雅春
2. 骨関節障害・・・磯崎弘司
3. 呼吸障害・・・千葉哲也
4. 循環器障害・・・山本周平,他
5. 下肢切断・・・小嶋 功
6. 内部障害・・・内山 靖
第4章 高齢者の施設内理学療法
1. ストロークユニットにおける理学療法①・・・東條友紀子,他
2. ストロークユニットにおける理学療法②・・・田村龍太郎
3. 急性期における理学療法①・・・前田秀博
4. 急性期における理学療法②・・・吉田久雄
5. 回復期における理学療法①・・・山中誠一郎
6. 回復期における理学療法②・・・井手伸二
7. 介護老人保健施設における理学療法①・・・鐘江慎太朗
8. 介護老人保健施設における理学療法②・・・野尻晋一,他
9. 介護老人福祉施設における理学療法・・・湯元 均
10.診療所外来における理学療法①・・・大木英明
11.診療所外来における理学療法②・・・岡田 亨
第5章 高齢者の在宅理学療法
1. 高齢者における在宅理学療法・・・伊藤隆夫
2. 訪問リハビリテーションにおける理学療法①・・・柳川 進
3. 訪問リハビリテーションにおける理学療法②・・・宮田昌司
4. 訪問リハビリテーションにおける理学療法③・・・小山 樹
5. 訪問リハビリテーションにおける理学療法④・・・溝口哲朗
6. 通所リハビリテーションにおける理学療法・・・岡野英樹
7. 通所介護における理学療法①・・・松井一人
8. 通所介護における理学療法②・・・塩中雅博
9. 環境調整と理学療法①―車いす・・・河添竜志郎
10.環境調整と理学療法②―テクノエイド・・・下元佳子
11.環境調整と理学療法③―インソール・・・安倍浩之,他
高齢者に対しての考え方
理学療法士の先輩諸氏から,臨床経験を通じて蓄積された見識をコラムで表現した.これにより,若い理学療法士が臨床でマンネリ化せずに目標をもって働く原動力になることを期待する.
1. 高齢者と価値を共有できるか・・・島村耕介
2. 気づきある理学療法・・・齋藤正美
3. 誰のためのケアなのか・・・備酒伸彦
4. 高齢者の理学療法における基本的な考え方と配慮点・・・小笠原正
5. 内なるエイジズムに気づく・・・大渕修一
6. 臨床上で心がけていること・・・田舎中真由美
7. 全体像を捉える・・・浅川康吉
【シリーズ編集】
黒川幸雄 (埼玉医科大学)
高橋正明 (群馬パース大学)
鶴見隆正 (神奈川県立保健福祉大学)
【責任編集】
森本 榮 (医療法人社団輝生会本部事務局)