治療薬ガイドラインズ(1)抗菌薬ガイドライン
内容紹介
抗菌薬の選び方・使い方を既存の処方にとどまらず、自らの経験と実績に基づき、研修医にとって最も適切な処方例を提示。
研修医向けのガイドラインとして企画された本書は、米国で感染症の臨床に携わってきた著者が、抗菌薬の選び方・使い方を既存の処方にとどまらず、自らの経験と実績に基づき、研修医にとって最も適切な処方例を提示する。内科医を目指す研修医の治療指針となる一冊である。目次
PART1 感染障害者への一般的アプローチ
1 抗菌薬の概要
はじめに
抗菌薬の種類
抗菌薬の選択と使用方法
2 抗菌薬の分類と適応
βラクタム系抗生物質
ペニシリン系抗生物質
セフェム系抗生物質
他のβラクタム系抗生物質
アミノグリコシド系抗生物質
ニューキノロン系抗生物質
マクロライド系抗生物質
テトラサイクリン系抗生物質
バンコマイシン
クリンダマイシン
メトロニダゾール
ST合剤
抗結核薬
3 感染症患者へのアプローチ
一般的アプローチ
高齢者と感染症
PART2 代表的感染症の診断、治療、評価
1 中枢神経系の感染症
髄膜炎
1 市中感染の髄膜炎
2 院内感染の髄膜炎
脳膿瘍
2 中耳炎、副鼻腔炎
中耳炎
1 急性中耳炎
2 特殊な中耳炎、および乳様突起炎
副鼻腔炎
1 急性副鼻腔炎
2 慢性副鼻腔炎
3 挿管に伴う副鼻腔炎
3 呼吸器感染症
上気道感染症
1 急性上気道炎
2 急性扁桃腺炎
3 扁桃周囲炎、周囲膿瘍
4 急性気管支炎
5 慢性気管支炎の急性増悪
下気道感染症(肺炎)
1 市中感染症で起炎菌がグラム染色ではっきりとしているもの
2 市中感染症でグラム染色が診断的でないもの
3 市中感染症で誤燕の要素が強いもの
4 院内感染症の肺炎
4 血管内感染症
心内膜炎
1 ペニシリン感受性のレンサ球菌に対して
2 ペニシリン耐性のレンサ球菌に対して
3 黄色ブドウ球菌に対して
4 コアグラーゼ陰性ブドウ球菌に対して
5 グラム陰性桿菌に対して
6 起炎菌の不明な心内膜炎
静脈炎
5 尿路感染症
下部尿路感染症
1 膀胱炎
上部尿路感染症
1 単純性腎盂腎炎
2 複雑性腎盂腎炎
3 腎周囲膿瘍
4 前立腺炎
6 腹腔内感染症
市中感染の腹腔内感染症
院内感染症の腹腔内感染症
1 腸球菌が問題になる腹膜炎の症例
2 緑膿菌が問題になる腹膜炎の症例
特発性細菌性腹膜炎
CAPDに伴う腹膜炎
7 消化器感染症
サルモネラ菌感染症
1 チフス
2 その他のサルモネラ菌感染症
赤痢菌感染症
その他の抗菌薬の使用が適応となる細菌性の急性感染症下痢症
抗菌薬の使用に伴う腸炎
8 骨髄炎、化膿性関節炎
感染性関節炎
骨髄炎
1 血行性
2 局所性
9 軟部組織感染症
膿痂疹
水痂性膿痂疹
疔と癰
丹毒、蜂巣炎
全身感染症の一部として軟部組織が侵される場合
皮下組織、筋膜の感染症
1 起炎菌が不明なとき
2 組織内にグラム染色でレンサ球菌などのグラム陽性球菌を認めたとき
3 糖尿病、動脈硬化等があるとき
乳腺炎
10 不明熱
具体的な検索の進め方
1 早期の画像診断
2 感染症
3 膠原病
4 腫瘍
11 敗血症
1 循環動態の保持
2 適切な呼吸の保持
3 感染症の治療
4 ステロイドについて
5 敗血症に伴う治療
12 ステロイドと感染症
ステロイド使用が認められている数少ない状況例
1 結核性髄膜炎
2 小児のインフルエンザ桿菌による髄膜炎
3 HIV感染症における重症カリニ肺炎
13 結核
予防投与の処方例
1 非耐性菌に対する処方例
2 耐性菌が予想される場合の処方例
3 INH耐性菌に対する治療
4 多剤耐性菌に対する治療
5 結核性髄膜炎に対する処例
14 免疫不全者へのアプローチ
顆粒球減少症
1 顆粒球減少患者が発熱したときの処方例
2 バンコマイシンの処方例
3 アムホテリシンBの処方例
細胞性免疫障害
解剖学的問題
消化管の除菌について
15 性感染症
淋病
クラミジアなどによる感染症
梅毒
トリコモナス症
単純ヘルペス症
軟性下疳
鼠経リンパ肉芽腫
鼠経部肉芽腫
1 抗菌薬の概要
はじめに
抗菌薬の種類
抗菌薬の選択と使用方法
2 抗菌薬の分類と適応
βラクタム系抗生物質
ペニシリン系抗生物質
セフェム系抗生物質
他のβラクタム系抗生物質
アミノグリコシド系抗生物質
ニューキノロン系抗生物質
マクロライド系抗生物質
テトラサイクリン系抗生物質
バンコマイシン
クリンダマイシン
メトロニダゾール
ST合剤
抗結核薬
3 感染症患者へのアプローチ
一般的アプローチ
高齢者と感染症
PART2 代表的感染症の診断、治療、評価
1 中枢神経系の感染症
髄膜炎
1 市中感染の髄膜炎
2 院内感染の髄膜炎
脳膿瘍
2 中耳炎、副鼻腔炎
中耳炎
1 急性中耳炎
2 特殊な中耳炎、および乳様突起炎
副鼻腔炎
1 急性副鼻腔炎
2 慢性副鼻腔炎
3 挿管に伴う副鼻腔炎
3 呼吸器感染症
上気道感染症
1 急性上気道炎
2 急性扁桃腺炎
3 扁桃周囲炎、周囲膿瘍
4 急性気管支炎
5 慢性気管支炎の急性増悪
下気道感染症(肺炎)
1 市中感染症で起炎菌がグラム染色ではっきりとしているもの
2 市中感染症でグラム染色が診断的でないもの
3 市中感染症で誤燕の要素が強いもの
4 院内感染症の肺炎
4 血管内感染症
心内膜炎
1 ペニシリン感受性のレンサ球菌に対して
2 ペニシリン耐性のレンサ球菌に対して
3 黄色ブドウ球菌に対して
4 コアグラーゼ陰性ブドウ球菌に対して
5 グラム陰性桿菌に対して
6 起炎菌の不明な心内膜炎
静脈炎
5 尿路感染症
下部尿路感染症
1 膀胱炎
上部尿路感染症
1 単純性腎盂腎炎
2 複雑性腎盂腎炎
3 腎周囲膿瘍
4 前立腺炎
6 腹腔内感染症
市中感染の腹腔内感染症
院内感染症の腹腔内感染症
1 腸球菌が問題になる腹膜炎の症例
2 緑膿菌が問題になる腹膜炎の症例
特発性細菌性腹膜炎
CAPDに伴う腹膜炎
7 消化器感染症
サルモネラ菌感染症
1 チフス
2 その他のサルモネラ菌感染症
赤痢菌感染症
その他の抗菌薬の使用が適応となる細菌性の急性感染症下痢症
抗菌薬の使用に伴う腸炎
8 骨髄炎、化膿性関節炎
感染性関節炎
骨髄炎
1 血行性
2 局所性
9 軟部組織感染症
膿痂疹
水痂性膿痂疹
疔と癰
丹毒、蜂巣炎
全身感染症の一部として軟部組織が侵される場合
皮下組織、筋膜の感染症
1 起炎菌が不明なとき
2 組織内にグラム染色でレンサ球菌などのグラム陽性球菌を認めたとき
3 糖尿病、動脈硬化等があるとき
乳腺炎
10 不明熱
具体的な検索の進め方
1 早期の画像診断
2 感染症
3 膠原病
4 腫瘍
11 敗血症
1 循環動態の保持
2 適切な呼吸の保持
3 感染症の治療
4 ステロイドについて
5 敗血症に伴う治療
12 ステロイドと感染症
ステロイド使用が認められている数少ない状況例
1 結核性髄膜炎
2 小児のインフルエンザ桿菌による髄膜炎
3 HIV感染症における重症カリニ肺炎
13 結核
予防投与の処方例
1 非耐性菌に対する処方例
2 耐性菌が予想される場合の処方例
3 INH耐性菌に対する治療
4 多剤耐性菌に対する治療
5 結核性髄膜炎に対する処例
14 免疫不全者へのアプローチ
顆粒球減少症
1 顆粒球減少患者が発熱したときの処方例
2 バンコマイシンの処方例
3 アムホテリシンBの処方例
細胞性免疫障害
解剖学的問題
消化管の除菌について
15 性感染症
淋病
クラミジアなどによる感染症
梅毒
トリコモナス症
単純ヘルペス症
軟性下疳
鼠経リンパ肉芽腫
鼠経部肉芽腫
【監修】
日野原重明(聖路加国際病院院長)
【編集】
松井征男(聖路加国際病院内科)
箕輪良行(自治医科大学大宮医療センター)
【著】
青木 眞(国立国際医療センター)