■特集
作業療法における作品づくりの意味

作業療法における作品づくりの意味・・・鷲田孝保
作品づくりがもたらす影響―老人保健施設での実例を通して・・・橋本浩三
作業の向こう側―認知症高齢者における作品づくりの意味・・・上田章弘
創造的な作業活動がもたらすもの―身体疾患を合併した精神障害のある方への支援・・・畑田早苗
作業療法における作品づくりの意味―重症心身障害児施設でのグループ活動から・・・龍門美保子, 竹中佳子
すずちゃんと幸せの青い鳥―重度の心身障害がある子どもとの絵画活動・・・小若尚子
コラム:青い鳥の絵がくれたもの・・・田中由紀子・すずな
コラム:作品づくりによる患者さんの変化・・・高畑進一

■講座　これだけは知っておきたい!解剖・運動学にもとづいたROM治療　第8回
手①―緊張の高い手に対するアプローチ・・・高橋栄子

■連載　WorldReportonDisability2011を読む　第2回
世界の障害者人口と統計手法をめぐって・・・江藤文夫

■覗いてみたい!?先輩OTの頭の中　その2
連携はとり方が大事・・・芳野　緑

■わかろう!知ろう!楽しもう!スプリントのつくりかた　Part2　第8回
発達障害領域のスプリント①―整形外科疾患・・・鴨下賢一

■研究
中等度から重度のアルツハイマー型認知症者のカイワレ大根の収穫とぬりえの作業遂行能力の比較・・・江口奈央, 小浦誠吾, 小川敬之, 植松昌俊, 江口喜久雄, 田村沙耶花

■研究
あんでるせん手芸における新人作業療法士と経験のある作業療法士の活動分析の比較・・・山根伸吾, 白岡幸子, 清水一, 花岡秀明

■提言
ぎょうらしか!・・・上田　薫

■海外事情
ソロモン諸島でのCBR活動―青年海外協力隊として・・・蛯原園恵

■学会・研修会印象記
リハビリテーション・ケア合同研究大会札幌2012・・・中川和代
第17回日本作業療法教育学術集会・・・渕野浩二

今井一枝
「サルの親子」

作者は, 精神科に入院している, 71歳の方です.60歳から作業療法で絵を描きはじめました.今では, 好きなことは絵を描いたり, 編み物をすることです.(担当OT:平沢友貴)
この作品は, 週に1回行われている「絵画クラブ」の中で描いたものです.動物が好きで, 現在は動物シリーズを描いています.『サルの親子』は, その中の一枚です.親ザルと子ザルの「絆」を描き, 仲のいい感じが伝わるように工夫しました.特に, 背景の色合いを出すのが難しく, 何度も何度も手を加えながら時間をかけて完成させました.自信のある作品です.自分の描いた絵を皆さんに見てもらいたいという思いから, 今回表紙に応募しました.掲載されてとても嬉しいです.(今井一枝)