患者と治療者の間(はざま)で―"意味ある作業"の喪失を体験して
定価:2,640円(本体2,400円+税)
商品コード: ISBN978-4-89590-444-5
内容紹介
OTが患者になってみえたこと
幼いころから音楽を趣味とし、後に仕事にもしていた著者は、音楽療法に興味をもったことがきっかけでOTに転身。しかしある日、自己免疫疾患である膠原病を発病、患者となる。
本書は「患者」でありながら「治療者」でもある著者が、2つの立場の間から医療・社会、そして自らを見つめた、「私の病の物語」である。患者になったことで感じた医療への疑問、病を抱えつつ社会で生きることの困難さについて指摘し、また患者の視点からみた「障害受容」についても触れる。
患者と治療者、両者の気持ちをつなぐために必読の書。
目次
まえがき
第一部 病の自己物語
第一章 生きがいの喪失
第二章 ターニング・ポイント
第三章 新しい私への挑戦
第四章 語りの自己解釈
第五章 病院というところ
第六章 病を抱えて社会で生きるということ
第二部 間はざまから考える
第七章 「障害受容」という魔物
第八章 芸術表現と障害
第九章 障害からの自由―芸術に何ができるか
第三部 番外編 「飛行機に乗るぞプロジェクト」発動!
もう一つの物語
あとがき
文献
第一部 病の自己物語
第一章 生きがいの喪失
第二章 ターニング・ポイント
第三章 新しい私への挑戦
第四章 語りの自己解釈
第五章 病院というところ
第六章 病を抱えて社会で生きるということ
第二部 間はざまから考える
第七章 「障害受容」という魔物
第八章 芸術表現と障害
第九章 障害からの自由―芸術に何ができるか
第三部 番外編 「飛行機に乗るぞプロジェクト」発動!
もう一つの物語
あとがき
文献
プロフィール
田中順子
作業療法士。膠原病患者。岡山県高梁市に生まれる。5歳よりピアノを、15歳より声楽を習う。音楽科を卒業後約10年間音楽講師として働くかたわら、毎年ピアノと声楽のステージに立つ。1994年、川崎リハビリテーション学院作業療法学部(現、専門学校川崎リハビリテーション学院作業療法学科)卒業。1994~1997年、作業療法士として精神科病院で働く。1997年、明星大学人文学部心理・教育学科教育学専修コース卒業。1999年に膠原病を発症。2002年、明星大学大学院人文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。2011年、神戸大学大学院人間発達環境学研究科博士課程後期課程人間表現専攻修了。川崎医療福祉大学医療技術学部リハビリテーション学科助手、同講師を経て、2012年より准教授、現在に至る。
川崎医科大学附属病院リハビリテーションセンターで作業療法士を併任。専門分野は精神障害領域の作業療法(音楽活動を含む)。若いころの趣味は料理だったが、乗り物恐怖が治ってからは海外旅行。老後の趣味としてジャズ・ヴォーカルを習うことを目論み中。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
作業療法士。膠原病患者。岡山県高梁市に生まれる。5歳よりピアノを、15歳より声楽を習う。音楽科を卒業後約10年間音楽講師として働くかたわら、毎年ピアノと声楽のステージに立つ。1994年、川崎リハビリテーション学院作業療法学部(現、専門学校川崎リハビリテーション学院作業療法学科)卒業。1994~1997年、作業療法士として精神科病院で働く。1997年、明星大学人文学部心理・教育学科教育学専修コース卒業。1999年に膠原病を発症。2002年、明星大学大学院人文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。2011年、神戸大学大学院人間発達環境学研究科博士課程後期課程人間表現専攻修了。川崎医療福祉大学医療技術学部リハビリテーション学科助手、同講師を経て、2012年より准教授、現在に至る。
川崎医科大学附属病院リハビリテーションセンターで作業療法士を併任。専門分野は精神障害領域の作業療法(音楽活動を含む)。若いころの趣味は料理だったが、乗り物恐怖が治ってからは海外旅行。老後の趣味としてジャズ・ヴォーカルを習うことを目論み中。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【著】 田中順子 (川崎医療福祉大学)