【月刊】作業療法ジャーナル 47巻 10号
目次
■特集
理論と技術の活きる関係
座談会:理論の本質を探る―今必要とされている理論,これから必要とされる理論・・・東 祐二, 宮崎宏興, 古野優子,〔司会〕苅山和生
作業療法の理論展開の歴史と今後―1990年以降に着目して・・・田島明子
Case Study:地域生活するAさんへの支援でOTは何をなぜそうするのか?・・・朝倉起己, 笹田 哲, 宮口英樹, 〔事例提供〕苅山和生
作業療法理論の分類と技術,および対象とする課題・・・宮前珠子
作業療法の理論と技術の関係を考える―精神科領域・・・冨岡詔子
■講座 研究論文の読み方 第3回
量的研究論文の読み方・・・籔脇健司
■作業療法のための薬の知識 最終回
神経難病に対する新しい治療薬・・・檜皮谷泰寛, 伊東秀文
■連載 凸凹さをもつ人たちへ「みる,きく,感じる,考える」ための支援ガイド 第3回
融通の利かなさとトレーニング・・・宮口幸治
■当事者に聞く 自立生活という暮らしのかたち 第3回
道具を使いこなす人―茉本亜沙子さんの場合・・・河本のぞみ
■患者と治療者との間を生きる 第3回
医療職との関係(後編)・・・押富俊恵
■覗いてみたい!? 先輩OTの頭の中 その9
言葉の向こうに耳を傾ける・・・芳野 緑
■症例報告
3年間の振動刺激治療がもたらした慢性期胎児性
水俣病患者のADL能力の向上・・・遠山さつき, 臼杵扶佐子
■実践報告
認知症作業療法における家族支援を中心とした在宅復帰プログラムの試み・・・松尾涼太, 上城憲司, 中野小織, 天願ゆきみ, 泰 真実
■提言
福祉用具,悲喜こもごも・・・齋藤宏樹
■第5回 作業療法ジャーナル研究助成・研究結果報告・・・大寺亜由美
■学会・研究会印象記
作業療法コラボレーション2013・・・本村藍子, 山中幸子, 江本 慶
第50回日本リハビリテーション医学会学術集会・・・小林 毅
■協会長対談
平田オリザ氏と語る 演劇の手法を用いた医療コミュニケーション教育(後編)・・・平田オリザ×中村春基
理論と技術の活きる関係
座談会:理論の本質を探る―今必要とされている理論,これから必要とされる理論・・・東 祐二, 宮崎宏興, 古野優子,〔司会〕苅山和生
作業療法の理論展開の歴史と今後―1990年以降に着目して・・・田島明子
Case Study:地域生活するAさんへの支援でOTは何をなぜそうするのか?・・・朝倉起己, 笹田 哲, 宮口英樹, 〔事例提供〕苅山和生
作業療法理論の分類と技術,および対象とする課題・・・宮前珠子
作業療法の理論と技術の関係を考える―精神科領域・・・冨岡詔子
■講座 研究論文の読み方 第3回
量的研究論文の読み方・・・籔脇健司
■作業療法のための薬の知識 最終回
神経難病に対する新しい治療薬・・・檜皮谷泰寛, 伊東秀文
■連載 凸凹さをもつ人たちへ「みる,きく,感じる,考える」ための支援ガイド 第3回
融通の利かなさとトレーニング・・・宮口幸治
■当事者に聞く 自立生活という暮らしのかたち 第3回
道具を使いこなす人―茉本亜沙子さんの場合・・・河本のぞみ
■患者と治療者との間を生きる 第3回
医療職との関係(後編)・・・押富俊恵
■覗いてみたい!? 先輩OTの頭の中 その9
言葉の向こうに耳を傾ける・・・芳野 緑
■症例報告
3年間の振動刺激治療がもたらした慢性期胎児性
水俣病患者のADL能力の向上・・・遠山さつき, 臼杵扶佐子
■実践報告
認知症作業療法における家族支援を中心とした在宅復帰プログラムの試み・・・松尾涼太, 上城憲司, 中野小織, 天願ゆきみ, 泰 真実
■提言
福祉用具,悲喜こもごも・・・齋藤宏樹
■第5回 作業療法ジャーナル研究助成・研究結果報告・・・大寺亜由美
■学会・研究会印象記
作業療法コラボレーション2013・・・本村藍子, 山中幸子, 江本 慶
第50回日本リハビリテーション医学会学術集会・・・小林 毅
■協会長対談
平田オリザ氏と語る 演劇の手法を用いた医療コミュニケーション教育(後編)・・・平田オリザ×中村春基
表紙のことば
吉田勝彦
「サンセットフラワー」
サンフラワー向日葵が夕日を背にその命をサンセットしようとしている.「人は短命で……花のように……飛び去る」との聖書の言葉を思い出す.約20年パーキンソン病と闘う私は要介護2,母は要介護5,そして妻は介護疲れがピークを遥かに越えている.まるでこの朽ち落ちる寸前の向日葵のようだ.しかし,サンセットの後にはサンライズが待っている.サンセットフラワーは図らずも朝日に向かっている.必ずや「希望は魂の錨」となってくれることだろう.わが家の前景である.妻が「綺麗だよ!」と叫んだ.向日葵が健気に咲いている.震える手で電気ゴテをクレヨンに当て,溶かしては重ね,瞬時に固まる困難に戸惑いながら描いていく.人生のキャンバスは後どれだけ残されているのか? 字も書けなくなり,残されたものも少なくなってきた.しかし,向日葵はあくまでサンフラワーなのだ.
「サンセットフラワー」
サンフラワー向日葵が夕日を背にその命をサンセットしようとしている.「人は短命で……花のように……飛び去る」との聖書の言葉を思い出す.約20年パーキンソン病と闘う私は要介護2,母は要介護5,そして妻は介護疲れがピークを遥かに越えている.まるでこの朽ち落ちる寸前の向日葵のようだ.しかし,サンセットの後にはサンライズが待っている.サンセットフラワーは図らずも朝日に向かっている.必ずや「希望は魂の錨」となってくれることだろう.わが家の前景である.妻が「綺麗だよ!」と叫んだ.向日葵が健気に咲いている.震える手で電気ゴテをクレヨンに当て,溶かしては重ね,瞬時に固まる困難に戸惑いながら描いていく.人生のキャンバスは後どれだけ残されているのか? 字も書けなくなり,残されたものも少なくなってきた.しかし,向日葵はあくまでサンフラワーなのだ.