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第19回勇気ある経営大賞

これであなたも免許皆伝! ドクターこばどんの感染症道場

電子版あり

定価:4,620円(本体4,200円+税)

商品コード: ISBN978-4-89590-462-9

A5 / 440頁 / 2014年
【著】 小林美和子
【編著】 西原崇創
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内容紹介

アメリカで感染症を学んだドクターこばどんが、臨床感染症の基礎から応用まで、豊富なイラスト、写真、そしてこだわりの解説で感染症道場免許皆伝へ導きます

医師のみならず、看護師、薬剤師、臨床検査技師など、すべての医療従事者が感染症診療に関する十分な知識と臨床力を身に着けるのに最適な一冊。

【ここがオススメ!】
・感染症の初歩からHIV、トラベルメディシンまで、エビデンスを丁寧に追いながら分かりやすく的確に解説!
・豊富な図やイラストで細菌や抗菌薬の基礎知識もわかりやすく!
・グラム染色のカラー写真を掲載!
・具体的な検査の出し方、特別な場面での抗菌薬の投与量も明示!
・付表にジェネリック品リストを掲載!

目次

基礎編

基礎 1 それは本当に感染症?
     感染症を疑った時のアプローチ

基礎 2 相手がわかれば対策も立てやすい!
     グラム染色とその意義
       1.グラム染色の有用性
       2.検査検体について-よい検体とはどのような検体か
       3.標本の作成
       4.グラム染色の手順
       5.グラム染色の評価-そのチェックポイントとは?
       6.実際のグラム染色標本とその評価

基礎 3 わからない相手をわかるようにするには?
     培養検査とその意義
       1.培養検査における一般的注意点
       2.血液培養
       3.喀痰培養
       4.尿培養
       5.便,腸管洗浄液培養
       6.腹水,胸水,深部膿瘍からの穿刺液
       7.髄液
       8.中心静脈カテーテルなどの先端部培養
       9.胃液
       10.咽頭粘液など,スワブで採取する検体

基礎 4 より深く相手を理解する
     各種細菌の基礎知識

基礎 5 手に持っている武器はどんな武器?
     抗菌薬の基礎知識


臨床編

臨床 1 戦う相手をよく知ろう!
     各感染症への基本的アプローチ

臨床 2 熱が下がらない……?
     そんな時にはこう考える!

臨床 3 よりよい抗菌薬の選択のために
     感受性試験の解釈
       1.その菌は本当に起炎菌?
       2.「感受性:susceptible」とある抗菌薬はどれを選んでもいい?

臨床 4 それって本当にアレルギー?
     抗菌薬アレルギーへの対処
       1.それって本当にアレルギー?
       2.「ペニシリンアレルギー」といわれたら,βラクタム系薬はすべてダメなの?
       3.患者は「ペニシリンアレルギー」と言っているけど,はっきりしないんだよねぇ…
       4.これが疑われたら即薬剤を中止して専門医をコール!Stevens-Johnson症候群(SJS)とTEN

臨床 5 多けりゃいい?,というものではない
     抗菌薬併用療法の意義
       1.想定される起炎菌を単独でカバーできない場合
       2.異なる作用機序を組み合わせて抗菌効果の増強(相乗・相加効果)を狙う場合
       3.菌の耐性化を防ぐ目的
       4.抗菌薬併用の欠点

臨床 6 過ぎたるは及ばざるがごとし
     抗菌薬の調整が必要な時(腎機能障害時)とは?
       1.腎機能による投与量の変更が必要ない抗菌薬
       2.腎機能による投与量の調整方法
       3.腎機能の評価
       4.血中濃度を測定し投与量を調整する抗菌薬


応用編

応用 1 HIV,これだけは理解する
     疑った時にどうするか?
       1.HIV(ヒト免疫不全ウイルス)とは?
       2.HIVの感染経路
       3.HIVをモニターするパラメーター
       4.HIV感染を疑う時
       5.HIV診断の方法
       6.HIVの診断がついた時のアプローチ
       7.HIV既感染者を診た際のアプローチ
       8.抗HIV薬の治療を開始する時
       9.抗HIV薬 超!!入門編

応用 2 こんな時にはご用心!
     特殊な状況(妊婦・授乳婦)での抗菌薬投与での注意点
       1.妊婦に対する抗菌薬
       2.授乳中の抗菌薬

応用 3 ステロイドってダメでしょ?
     感染症治療にステロイドを使う時
       1.副腎皮質ステロイドを使用する感染症
       2.生物学的製剤の使用で注意すべき感染症

応用 4 感染症は世界を駆ける
     トラベルメディスン入門
       1.渡航前の準備
       2.ワクチン
        ①ワクチンの種類
        ②ワクチンの投与間隔
        ③途上国の渡航時に接種が必要となる代表的なワクチン
         (1)黄熱病/(2)A型肝炎/(3)B型肝炎/(4)狂犬病/(5)破傷風/(6)日本脳炎/(7)急性灰白髄炎(ポリオ)/(8)腸チフス/(9)髄膜炎菌
       3.マラリアの予防
        ①マラリアの基本
        ②虫刺されを防ぐ
        ③マラリア予防内服の適応
        ④マラリア流行地域と耐性の関係
        ⑤マラリア予防内服に用いられる薬
       4.旅行者下痢症
        ①主な原因
        ②渡航前の注意事項
        ③旅行者下痢症への対応策
       5.旅行者の帰国後の発熱
        ①主な原因
        ②発熱者へのアプローチ


コラム

contamination(汚染)とは?
colonization(コロニー形成)とは?
“Treat the patient! Not the numbers”~電子カルテの落とし穴~
グラム染色以外の特殊染色
PRSP,PISP(ペニシリン耐性肺炎球菌)
脾臓摘出後の患者
Dテスト
VRE(バイコマイシン耐性腸球菌)
VRSA(バイコマイシン耐性黄色ブドウ球菌)
ESBL(Extended-spectrumβ-lactamase)
SPACEとは?誘導性染色体型AmpCを持つ細菌たち
BLNAR(βラクタマーゼ非産生性アンピシリン耐性インフルエンザ菌)
抗菌薬が効かない!カルバペネマーゼとは?
歩く肺炎?! Walking pneumoniaとは?
潜在性結核の検査~ツベルクリン反応とQFT検査
Germ Tube Test(ジャームチューブテスト;発芽管形試験)
真菌感染におけるアムホテリシンB(AMPH-B)とフルコナゾール(FLCZ)およびミカファンギン(MCFG)の感受性の違いについて
経口薬を選ぶときのポイント
横隔膜下の嫌気性菌とは?
シナジー効果とは?
MICとMBCの関係性
皮内反応の意義とは
脱感作とは
HIV-2って何?!
CD4数と日和見感染症の予防
NRTIとミトコンドリア障害
肝酵素P450と薬剤相互作用って?
忘れた頃にやってくる-播種性糞線虫症
渡航先の情報を入手する
ORS(oral rehydration solution:経口補水液)の作り方
感染症と潜伏期間の関係


付表1 腎機能障害時の抗菌薬投与量
付表2 届出の対象となる感染症の種類
付録3 グラム染色による抗菌薬の選択法
付録4 ジェネリック医薬品リスト