テクニカルエイド 生活の視点で役立つ選び方・使い方 (作業療法ジャーナル増刊号保存版)
内容紹介
『作業療法ジャーナル』の大好評増刊号が、ご要望に応えついに書籍化
太古から、道具は人々の暮らしを支えてきた。テクニカルエイドも道具の一つであり、作業療法士による“生活の視点”に基づく用具選びや、適切に使用できるための支援は、対象者の生活の質向上につながるものである。作業療法の範囲として「福祉用具の使用等に関する訓練」と示されているように、テクニカルエイドに関する支援は、作業療法の核となる部分といえる。本書は、このような意図のもとに企画された『作業療法ジャーナル』2012年増刊号の完全書籍化である。一部の情報については更新したうえで、概論や評価、マネジメントに加え、生活行為別・障害・疾患特性別にみたテクニカルエイドの選択、使用に関する具体例を豊富に紹介している。適切に選び、よりよく使うことで、テクニカルエイドを利用される方の生活を広げるために、ぜひ本書を手にしていただきたい。
目次
1章 テクニカルエイド概論
1.テクニカルエイドの定義・歴史・分類
2.福祉用具の供給システム(流通)の現状と課題―介護保険関連
3.福祉用具の供給システムの現状と課題―障害者自立支援法を中心に
4.福祉用具の開発―現状と課題
5.福祉用具の工学的評価
6.欧州の福祉用具の公的給付について
7.福祉用具の情報収集法と相談機関―作業療法における福祉用具活用方法に関する情報
2章 テクニカルエイドと評価
1.座談会:対象者への暮らしの支援―OTとして関われていますか?
2.テクニカルエイドのプランニング
3.福祉用具とICF―“使いたい”身近な道具であることを伝える大切さ
4.テクニカルエイドの使用と評価
5.福祉用具の臨床的評価
6.テクニカルエイドのリスクマネジメント
3章 生活行為別にみたテクニカルエイド
1.総論:暮らしへの思いを生かすプランニング
2.更衣関連用具
3.整容動作
4.排泄関連用具の有効活用
5.あきらめている入浴の理解とセラピストの役割
6.炊事
7.発達障害領域における食事に便利な道具や器具
8.服薬関連用具
9.性行為補助具
10.起居・移乗・移動
①ベッド周辺機器
②座位保持装置・椅子
③歩行関連用具
④車いす
⑤移乗補助用具
⑥在宅支援における「リフト」(リフトと昇降装置)
⑦自動車補助装置と特殊自動車
11.コミュニケーション
①コンピュータによるコミュニケーション関連用具
②電話機,携帯電話,電話用機器
③視覚障害者用コミュニケーション関連用具
④聴覚障害者用コミュニケーション関連用具
12. 機器操作
①コール,操作スイッチ,環境制御装置
②身体障害者用補助具(マウススティックや固定台等)
13. 学習を円滑に行うための用具選び―行為の目的と用具使用による可能性
4章 障害・疾患特性からみたテクニカルエイド
1.片麻痺
2.重度頸髄損傷(C4)
見える身体と,消えた身体
頸髄損傷の理解とテクニカルエイド
3.中等度頸髄損傷(C6BⅡ)
4.胸髄・腰髄損傷
5.関節リウマチ
6.パーキンソン病
7.神経筋難病―ALSを中心に
8.認知症者に対する福祉用具の基本的な用い方
9.脳性麻痺児の発達支援とテクニカルエイド
10.高次脳機能障害―外的補助手段・代償手段
11.嚥下障害
12.呼吸器疾患における福祉用具の活用
13.発達障害
14.褥瘡予防のための福祉用具
5章 生活を広げるテクニカルエイド
1.住環境整備に必要な基礎知識
2.住宅改修の考え方
3.町づくりと共用品(UD製品) ―身近なところに“さりげない工夫”
4.旅支援チーム「愛たび倶楽部」の実践!―“人の手・物のチカラ”でバリアア{・}リーの浮世の旅もこれまた楽し!
5.スポーツを楽しむ人たち,記録に挑戦する人たちの用具等―障害者スポーツの工夫
6.新しい暮らしの提案―IT,RTライフイノベーションの果実
6章 テクニカルエイドのマネジメント
1.訪問サービスとテクニカルエイド
2.通所サービスとテクニカルエイド
3.テクニカルエイド利用の現状とセラピストの役割
4.施設サービスと在宅サービスのテクニカルエイドにおける連携
5.施設備品としての利用工夫
6.脳性麻痺等による運動障害がある児童・生徒の就学に伴う環境整備と社会資源
7.就労支援(通勤を含む)に伴う環境整備と社会資源
8.手づくり自助具設計指南
9.テクニカルエイドの素材
トピックス
『IT関連』
テクニカルエイドとしてのIT機器
『介護ロボット』
自立支援ロボットと介護支援ロボット
『ノーリフトポリシー』
リフト(ホイスト),スタンディングマシーン
『福祉用具の展望』
スタンドアップ車いす
『スポーツの福祉用具』
①チェアスキー
②ウィルチェアーラグビー
『災害時対策』
福祉用具貸与事業者としての備え
1.テクニカルエイドの定義・歴史・分類
2.福祉用具の供給システム(流通)の現状と課題―介護保険関連
3.福祉用具の供給システムの現状と課題―障害者自立支援法を中心に
4.福祉用具の開発―現状と課題
5.福祉用具の工学的評価
6.欧州の福祉用具の公的給付について
7.福祉用具の情報収集法と相談機関―作業療法における福祉用具活用方法に関する情報
2章 テクニカルエイドと評価
1.座談会:対象者への暮らしの支援―OTとして関われていますか?
2.テクニカルエイドのプランニング
3.福祉用具とICF―“使いたい”身近な道具であることを伝える大切さ
4.テクニカルエイドの使用と評価
5.福祉用具の臨床的評価
6.テクニカルエイドのリスクマネジメント
3章 生活行為別にみたテクニカルエイド
1.総論:暮らしへの思いを生かすプランニング
2.更衣関連用具
3.整容動作
4.排泄関連用具の有効活用
5.あきらめている入浴の理解とセラピストの役割
6.炊事
7.発達障害領域における食事に便利な道具や器具
8.服薬関連用具
9.性行為補助具
10.起居・移乗・移動
①ベッド周辺機器
②座位保持装置・椅子
③歩行関連用具
④車いす
⑤移乗補助用具
⑥在宅支援における「リフト」(リフトと昇降装置)
⑦自動車補助装置と特殊自動車
11.コミュニケーション
①コンピュータによるコミュニケーション関連用具
②電話機,携帯電話,電話用機器
③視覚障害者用コミュニケーション関連用具
④聴覚障害者用コミュニケーション関連用具
12. 機器操作
①コール,操作スイッチ,環境制御装置
②身体障害者用補助具(マウススティックや固定台等)
13. 学習を円滑に行うための用具選び―行為の目的と用具使用による可能性
4章 障害・疾患特性からみたテクニカルエイド
1.片麻痺
2.重度頸髄損傷(C4)
見える身体と,消えた身体
頸髄損傷の理解とテクニカルエイド
3.中等度頸髄損傷(C6BⅡ)
4.胸髄・腰髄損傷
5.関節リウマチ
6.パーキンソン病
7.神経筋難病―ALSを中心に
8.認知症者に対する福祉用具の基本的な用い方
9.脳性麻痺児の発達支援とテクニカルエイド
10.高次脳機能障害―外的補助手段・代償手段
11.嚥下障害
12.呼吸器疾患における福祉用具の活用
13.発達障害
14.褥瘡予防のための福祉用具
5章 生活を広げるテクニカルエイド
1.住環境整備に必要な基礎知識
2.住宅改修の考え方
3.町づくりと共用品(UD製品) ―身近なところに“さりげない工夫”
4.旅支援チーム「愛たび倶楽部」の実践!―“人の手・物のチカラ”でバリアア{・}リーの浮世の旅もこれまた楽し!
5.スポーツを楽しむ人たち,記録に挑戦する人たちの用具等―障害者スポーツの工夫
6.新しい暮らしの提案―IT,RTライフイノベーションの果実
6章 テクニカルエイドのマネジメント
1.訪問サービスとテクニカルエイド
2.通所サービスとテクニカルエイド
3.テクニカルエイド利用の現状とセラピストの役割
4.施設サービスと在宅サービスのテクニカルエイドにおける連携
5.施設備品としての利用工夫
6.脳性麻痺等による運動障害がある児童・生徒の就学に伴う環境整備と社会資源
7.就労支援(通勤を含む)に伴う環境整備と社会資源
8.手づくり自助具設計指南
9.テクニカルエイドの素材
トピックス
『IT関連』
テクニカルエイドとしてのIT機器
『介護ロボット』
自立支援ロボットと介護支援ロボット
『ノーリフトポリシー』
リフト(ホイスト),スタンディングマシーン
『福祉用具の展望』
スタンドアップ車いす
『スポーツの福祉用具』
①チェアスキー
②ウィルチェアーラグビー
『災害時対策』
福祉用具貸与事業者としての備え
【編集】 作業療法ジャーナル編集委員会
内田正剛(株式会社くますま 熊本住まいづくり研究所)