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第19回勇気ある経営大賞

テクニカルエイド 生活の視点で役立つ選び方・使い方 (作業療法ジャーナル増刊号保存版)

定価:4,180円(本体3,800円+税)

商品コード: ISBN978-4-89590-464-3

B5 / 364頁 / 2014年
【編集】 作業療法ジャーナル編集委員会
     内田正剛(株式会社くますま 熊本住まいづくり研究所)
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内容紹介

『作業療法ジャーナル』の大好評増刊号が、ご要望に応えついに書籍化

太古から、道具は人々の暮らしを支えてきた。テクニカルエイドも道具の一つであり、作業療法士による“生活の視点”に基づく用具選びや、適切に使用できるための支援は、対象者の生活の質向上につながるものである。作業療法の範囲として「福祉用具の使用等に関する訓練」と示されているように、テクニカルエイドに関する支援は、作業療法の核となる部分といえる。

本書は、このような意図のもとに企画された『作業療法ジャーナル』2012年増刊号の完全書籍化である。一部の情報については更新したうえで、概論や評価、マネジメントに加え、生活行為別・障害・疾患特性別にみたテクニカルエイドの選択、使用に関する具体例を豊富に紹介している。適切に選び、よりよく使うことで、テクニカルエイドを利用される方の生活を広げるために、ぜひ本書を手にしていただきたい。

目次

1章 テクニカルエイド概論
  1.テクニカルエイドの定義・歴史・分類
  2.福祉用具の供給システム(流通)の現状と課題―介護保険関連
  3.福祉用具の供給システムの現状と課題―障害者自立支援法を中心に
  4.福祉用具の開発―現状と課題
  5.福祉用具の工学的評価
  6.欧州の福祉用具の公的給付について
  7.福祉用具の情報収集法と相談機関―作業療法における福祉用具活用方法に関する情報


2章 テクニカルエイドと評価
  1.座談会:対象者への暮らしの支援―OTとして関われていますか?
  2.テクニカルエイドのプランニング
  3.福祉用具とICF―“使いたい”身近な道具であることを伝える大切さ
  4.テクニカルエイドの使用と評価
  5.福祉用具の臨床的評価
  6.テクニカルエイドのリスクマネジメント


3章 生活行為別にみたテクニカルエイド
  1.総論:暮らしへの思いを生かすプランニング
  2.更衣関連用具
  3.整容動作
  4.排泄関連用具の有効活用
  5.あきらめている入浴の理解とセラピストの役割
  6.炊事
  7.発達障害領域における食事に便利な道具や器具
  8.服薬関連用具
  9.性行為補助具
  10.起居・移乗・移動
    ①ベッド周辺機器
    ②座位保持装置・椅子
    ③歩行関連用具
    ④車いす
    ⑤移乗補助用具
    ⑥在宅支援における「リフト」(リフトと昇降装置)
    ⑦自動車補助装置と特殊自動車
  11.コミュニケーション
    ①コンピュータによるコミュニケーション関連用具
    ②電話機,携帯電話,電話用機器
    ③視覚障害者用コミュニケーション関連用具
    ④聴覚障害者用コミュニケーション関連用具
  12. 機器操作
    ①コール,操作スイッチ,環境制御装置
    ②身体障害者用補助具(マウススティックや固定台等)
  13. 学習を円滑に行うための用具選び―行為の目的と用具使用による可能性


4章 障害・疾患特性からみたテクニカルエイド
  1.片麻痺
  2.重度頸髄損傷(C4)
     見える身体と,消えた身体
     頸髄損傷の理解とテクニカルエイド
  3.中等度頸髄損傷(C6BⅡ)
  4.胸髄・腰髄損傷
  5.関節リウマチ
  6.パーキンソン病
  7.神経筋難病―ALSを中心に
  8.認知症者に対する福祉用具の基本的な用い方
  9.脳性麻痺児の発達支援とテクニカルエイド
  10.高次脳機能障害―外的補助手段・代償手段
  11.嚥下障害
  12.呼吸器疾患における福祉用具の活用
  13.発達障害
  14.褥瘡予防のための福祉用具


5章 生活を広げるテクニカルエイド
  1.住環境整備に必要な基礎知識
  2.住宅改修の考え方
  3.町づくりと共用品(UD製品) ―身近なところに“さりげない工夫”
  4.旅支援チーム「愛たび倶楽部」の実践!―“人の手・物のチカラ”でバリアア{・}リーの浮世の旅もこれまた楽し!
  5.スポーツを楽しむ人たち,記録に挑戦する人たちの用具等―障害者スポーツの工夫
  6.新しい暮らしの提案―IT,RTライフイノベーションの果実


6章 テクニカルエイドのマネジメント
  1.訪問サービスとテクニカルエイド
  2.通所サービスとテクニカルエイド
  3.テクニカルエイド利用の現状とセラピストの役割
  4.施設サービスと在宅サービスのテクニカルエイドにおける連携
  5.施設備品としての利用工夫
  6.脳性麻痺等による運動障害がある児童・生徒の就学に伴う環境整備と社会資源
  7.就労支援(通勤を含む)に伴う環境整備と社会資源
  8.手づくり自助具設計指南
  9.テクニカルエイドの素材
 
トピックス
  『IT関連』
    テクニカルエイドとしてのIT機器
  『介護ロボット』
    自立支援ロボットと介護支援ロボット
  『ノーリフトポリシー』
    リフト(ホイスト),スタンディングマシーン
  『福祉用具の展望』
    スタンドアップ車いす
  『スポーツの福祉用具』
    ①チェアスキー
    ②ウィルチェアーラグビー
  『災害時対策』
    福祉用具貸与事業者としての備え