【月刊】作業療法ジャーナル 48巻 8号
目次
■特集
「環境」と作業療法
環境と作業療法・・・高森聖人
官民協働の仕組みづくりと作業療法・・・遠藤真史
ゼロから場をつくる・・・谷口敬道, 鈴木 瞳
見守りの実際・・・安本勝博
環境としての住居① OTがプロデュースする住居の実際・・・大浦由紀
環境としての住居② 就労支援としての散らかった住居へのアプローチ実践・・・野﨑智仁
環境としての住居③ 四世代が安心して暮らしていく家を建てる:齋藤家の場合・・・齋藤宏樹
OTが知っておくべき法制度の中の「環境」法制度の動向から, これからのOTの専門性・役割を考える・・・長田 貴
■講座 集団の力の活かし方 第1回
総論 集団リハビリテーション・・・澤 俊二
■作業療法に必要なリスクマネジメントとフィジカルアセスメント 第4回
呼吸器・心大血管疾患におけるリスクマネジメント・・・生須義久
■連載
歴史と遊ぶ 最終回
タイムマシンを発想した作家の時代・・・江藤文夫
■ご当地作業療法 第4回
語り部活動の支援を通して・・・森田まゆみ
■研究
脳卒中上肢機能的スキル評価尺度の構成概念妥当性と反応性の検討 回復期リハ病棟入院患者を対象として・・・宮坂裕之, 近藤和泉, 富田 豊, 山村千尋, 中西千佳子, 園田 茂
■症例報告
亜急性期皮膚筋炎患者に対する筋力トレーニングの負荷量の指標の開発と実践・・・打田 明, 竹林 崇, 花田恵介, 道免和久
■提言
地域包括ケアシステムへ 地域の生活支援にOTの目を・・・佐治 暢
■第9回 作業療法ジャーナル研究助成・・・塩津裕康
■海外事情
米国,ボストン大学での授業見学と, 同市内の総合病院での精神科作業療法・・・大橋秀行
表紙のことば
「入道雲」 佐々木マサエ
1994年(平成6年)に横断性脊髄炎を患って,ベッド上の寝たきり生活となりました.その後,乳がんや多発性硬化症の診断を受けました.左手のリハをすることで,利き手ではないですが,左手を使えるようになりました.そして,左手でネット手芸やレース編み,折り紙等の数多くの作品を手がけていました.完成した作品は,家族や病院のスタッフ,他の患者さん等,さまざまな方にプレゼントしています.絵画は今までに描いたことはありませんが,担当のOT(和田英峰氏)に勧められ描いたことが始まりでした.この作品は,昔,散歩をしているときに見た「入道雲」を思い出して描きました.左手で描くのは大変でしたが,でき上がったときはとても感動しました.
1994年(平成6年)に横断性脊髄炎を患って,ベッド上の寝たきり生活となりました.その後,乳がんや多発性硬化症の診断を受けました.左手のリハをすることで,利き手ではないですが,左手を使えるようになりました.そして,左手でネット手芸やレース編み,折り紙等の数多くの作品を手がけていました.完成した作品は,家族や病院のスタッフ,他の患者さん等,さまざまな方にプレゼントしています.絵画は今までに描いたことはありませんが,担当のOT(和田英峰氏)に勧められ描いたことが始まりでした.この作品は,昔,散歩をしているときに見た「入道雲」を思い出して描きました.左手で描くのは大変でしたが,でき上がったときはとても感動しました.