在宅・施設リハビリテーションにおける言語聴覚士のための地域言語聴覚療法
電子版あり
定価:3,960円(本体3,600円+税)
商品コード: ISBN978-4-89590-474-2
内容紹介
地域言語聴覚療法において求められる幅広い知識と高いスキルのすべてが網羅された本格的入門書
国主体による「地域包括ケアシステム」構築が推進される中、生活期における言語聴覚療法の確立が急務である。本書は主に介護保険下で提供される地域言語聴覚療法(訪問リハビリ、通所リハビリ、老健でのリハビリなど)を中心に、その特徴と意義、求められる疾患や制度の知識、そして具体的な評価方法やアプローチのポイントを、長年の臨床実績をもとにまとめ上げられたものである。
執筆陣は経験豊富な言語聴覚士らであり、地域で働く言語聴覚士の指針となるよう、入門~具体的実践まで丁寧な記載がされている。
患者となった市民が、その地域で満足して生きていくためのさまざまなサポートができる言語聴覚士を目指す人へ最適な一冊。
目次
第1章 日本の医療・福祉の推移と言語聴覚療法
Ⅰ.日本の医療・福祉の課題
Ⅱ.少子高齢社会の到来と制度改革
Ⅲ.地域包括ケアシステムと地域リハビリテーション
Ⅳ.これからの言語聴覚療法と地域言語聴覚療法
第2章 地域言語聴覚療法を考える
Ⅰ.地域言語聴覚療法の特徴
1 はじめに
2 個人と環境のモデル
3 病期・サービス提供場所からみた言語聴覚療法の特徴
4 長く関わることが意味するもの
5 生活、生き方、その人らしさを大切にすること
6 家族を含めて対象者と考える視点
7 リスク管理と運動・ADLの視点
8 施設を超えた多彩な多職種連携
9 おわりに
Ⅱ.地域言語聴覚療法と倫理
1 倫理の必要性
2 胃瘻造設の問題について
3 終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン
第3章 地域言語聴覚療法の概要
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.長期的視点を持った地域言語聴覚療法
1 脳損傷、廃用症候群、認知症、進行性疾患と地域言語聴覚療法
Ⅲ.生活変化に応じた地域言語聴覚療法
1 三つの生活変化のタイプとその特徴
Ⅳ.目的に応じた地域言語聴覚療法
1 五つの目的とその特徴
Ⅴ.事業別言語聴覚療法
1 はじめに
2 在宅系における言語聴覚療法
3 施設系における言語聴覚療法
第4章 地域言語聴覚療法に必要な知識①疾患
Ⅰ.脳血管障害
Ⅱ.神経変性疾患
1 パーキンソン病
2 筋萎縮性側索硬化症
3 脊髄小脳変性症
Ⅲ.認知症
Ⅳ.発達障害(脳性麻痺など)
Ⅴ.癌のリハビリテーション
Ⅵ.肺炎
Ⅶ.廃用症候群
Ⅷ.二次的障害
Ⅸ.高齢者の心身の特徴
Ⅹ.リハビリテーションに関わるアクシデント
第5章 地域言語聴覚療法に必要な知識②評価
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.専門領域の評価
1 認知機能障害の評価とアプローチ
2 失語症の評価とアプローチ
3 運動障害性構音障害の評価とアプローチ
4 その他の障害の評価とアプローチ
5 コミュニケーション障害の評価とアプローチ
6 摂食嚥下障害の評価とアプローチ
Ⅲ.関連領域の評価
1 生活期の言語聴覚士が知っておくべき運動機能の理解
2 生活期の言語聴覚士が知っておくべきADLの理解
Ⅳ.関連情報の収集
1 医学的情報
2 生活関連情報
Ⅴ.ケース
第6章 地域言語聴覚療法に必要な知識③具体的問題点の抽出と目標設定
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.実践的言語聴覚療法の流れ
Ⅲ.事前の情報収集
Ⅳ.実際の訪問と初回面談―ニーズの把握
Ⅴ.ニーズの確認と評価の実践
1 ニーズの確認―ケース①
2 ニーズの確認―ケース②
Ⅵ.問題点抽出の実践
Ⅶ.目標設定の実践
1 目標設定までの基本的な流れ
2 参加の目標設定
3 役割について
4 目標設定時の留意点
5 目標設定―ケース
Ⅷ.まとめに代えて
第7章 地域言語聴覚療法に必要な知識④介護保険制度と障害者福祉制度
Ⅰ.介護保険制度創設までの経緯と変化
Ⅱ.介護保険の仕組み
1 保険者、被保険者
2 介護保険制度のサービス利用までの流れ
3 介護サービスの種類
Ⅲ.介護保険制度とケアマネジメント
1 自己決定の尊重
2 自立支援
3 生活の継続性の支援
4 まとめ
Ⅳ.障害者福祉制度と難治性疾患(難病)対策
1 障害者福祉制度
2 難治性疾患(難病)対策
3 障害者総合支援法に基づく給付等事業
4 身体障害者手帳制度
5 精神障害者保健福祉手帳制度
第8章 地域言語聴覚療法の実践
Ⅰ.五つの目的に応じた地域言語聴覚療法
1 ソフトランディングを目的とした言語聴覚療法の実践
2 機能回復を目的とした言語聴覚療法の実践
3 課題解決を目的とした言語聴覚療法の実践
4 メンテナンスを目的とした言語聴覚療法の実践
5 終末期における言語聴覚療法の実践
Ⅱ.事業別言語聴覚療法の実践
1 在宅における言語聴覚療法の実践
2 施設における言語聴覚療法の実践
Ⅲ.地域言語聴覚療法のまとめ―ケースを通して
1 回復期リハビリテーション病棟退院から在宅生活の再構築を支援したケース
2 進行性疾患を発症後、終末期に至るまで長期的支援を行ったケース
あとがき
Ⅰ.日本の医療・福祉の課題
Ⅱ.少子高齢社会の到来と制度改革
Ⅲ.地域包括ケアシステムと地域リハビリテーション
Ⅳ.これからの言語聴覚療法と地域言語聴覚療法
第2章 地域言語聴覚療法を考える
Ⅰ.地域言語聴覚療法の特徴
1 はじめに
2 個人と環境のモデル
3 病期・サービス提供場所からみた言語聴覚療法の特徴
4 長く関わることが意味するもの
5 生活、生き方、その人らしさを大切にすること
6 家族を含めて対象者と考える視点
7 リスク管理と運動・ADLの視点
8 施設を超えた多彩な多職種連携
9 おわりに
Ⅱ.地域言語聴覚療法と倫理
1 倫理の必要性
2 胃瘻造設の問題について
3 終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン
第3章 地域言語聴覚療法の概要
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.長期的視点を持った地域言語聴覚療法
1 脳損傷、廃用症候群、認知症、進行性疾患と地域言語聴覚療法
Ⅲ.生活変化に応じた地域言語聴覚療法
1 三つの生活変化のタイプとその特徴
Ⅳ.目的に応じた地域言語聴覚療法
1 五つの目的とその特徴
Ⅴ.事業別言語聴覚療法
1 はじめに
2 在宅系における言語聴覚療法
3 施設系における言語聴覚療法
第4章 地域言語聴覚療法に必要な知識①疾患
Ⅰ.脳血管障害
Ⅱ.神経変性疾患
1 パーキンソン病
2 筋萎縮性側索硬化症
3 脊髄小脳変性症
Ⅲ.認知症
Ⅳ.発達障害(脳性麻痺など)
Ⅴ.癌のリハビリテーション
Ⅵ.肺炎
Ⅶ.廃用症候群
Ⅷ.二次的障害
Ⅸ.高齢者の心身の特徴
Ⅹ.リハビリテーションに関わるアクシデント
第5章 地域言語聴覚療法に必要な知識②評価
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.専門領域の評価
1 認知機能障害の評価とアプローチ
2 失語症の評価とアプローチ
3 運動障害性構音障害の評価とアプローチ
4 その他の障害の評価とアプローチ
5 コミュニケーション障害の評価とアプローチ
6 摂食嚥下障害の評価とアプローチ
Ⅲ.関連領域の評価
1 生活期の言語聴覚士が知っておくべき運動機能の理解
2 生活期の言語聴覚士が知っておくべきADLの理解
Ⅳ.関連情報の収集
1 医学的情報
2 生活関連情報
Ⅴ.ケース
第6章 地域言語聴覚療法に必要な知識③具体的問題点の抽出と目標設定
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.実践的言語聴覚療法の流れ
Ⅲ.事前の情報収集
Ⅳ.実際の訪問と初回面談―ニーズの把握
Ⅴ.ニーズの確認と評価の実践
1 ニーズの確認―ケース①
2 ニーズの確認―ケース②
Ⅵ.問題点抽出の実践
Ⅶ.目標設定の実践
1 目標設定までの基本的な流れ
2 参加の目標設定
3 役割について
4 目標設定時の留意点
5 目標設定―ケース
Ⅷ.まとめに代えて
第7章 地域言語聴覚療法に必要な知識④介護保険制度と障害者福祉制度
Ⅰ.介護保険制度創設までの経緯と変化
Ⅱ.介護保険の仕組み
1 保険者、被保険者
2 介護保険制度のサービス利用までの流れ
3 介護サービスの種類
Ⅲ.介護保険制度とケアマネジメント
1 自己決定の尊重
2 自立支援
3 生活の継続性の支援
4 まとめ
Ⅳ.障害者福祉制度と難治性疾患(難病)対策
1 障害者福祉制度
2 難治性疾患(難病)対策
3 障害者総合支援法に基づく給付等事業
4 身体障害者手帳制度
5 精神障害者保健福祉手帳制度
第8章 地域言語聴覚療法の実践
Ⅰ.五つの目的に応じた地域言語聴覚療法
1 ソフトランディングを目的とした言語聴覚療法の実践
2 機能回復を目的とした言語聴覚療法の実践
3 課題解決を目的とした言語聴覚療法の実践
4 メンテナンスを目的とした言語聴覚療法の実践
5 終末期における言語聴覚療法の実践
Ⅱ.事業別言語聴覚療法の実践
1 在宅における言語聴覚療法の実践
2 施設における言語聴覚療法の実践
Ⅲ.地域言語聴覚療法のまとめ―ケースを通して
1 回復期リハビリテーション病棟退院から在宅生活の再構築を支援したケース
2 進行性疾患を発症後、終末期に至るまで長期的支援を行ったケース
あとがき
【編集】
森田秋子 (鵜飼リハビリテーション病院)
黒羽真美 (介護老人保健施設マロニエ苑)