重複障害のリハビリテーション Rehabilitation for Multimorbidity and Multiple Disabilities (MMD)
電子版あり
定価:10,450円(本体9,500円+税)
商品コード: ISBN978-4-89590-515-2
内容紹介
さまざまな疾病・障害が重複している患者対応について指針を示した画期的な一冊
超高齢社会となった現代、多疾患患者の増加に伴い、障害も単一ではなく「重複障害」という新たな課題に直面している。これまでのリハビリのガイドラインは、原則的に単一疾患・障害を対象としていた。
しかし、心不全、呼吸不全、関節疾患を合併している脳卒中患者、呼吸不全の合併によりすぐに息苦しくなってしまう運動器疾患症例などへのリハビリ実施時に戸惑うことはないだろうか?
本書は、重複障害のある患者に対してどのようなリハビリが安全かつ有効であるかを、最新のエビデンスを交え系統的に解説した本邦初の書である。
目次
第1章 重複障害のリハビリテーション総論
1.重複障害の定義
2.重複障害リハビリテーションの定義とエビデンス
3.チームアプローチ(チーム医療)と重複障害
第2章 重複障害をめぐる基礎知識:臓器連関
1.視覚と聴覚
2.脳神経と視覚,聴覚
3.脳・神経と骨・関節
4.心臓・血管と脳・神経
5.心臓・血管と視覚,聴覚
6.心臓・血管と腎臓
7.心臓・血管と肺
8.心臓・血管と骨・関節
9.呼吸器と脳・神経
10.呼吸器と肝臓
11.呼吸器と骨・関節
12.腎臓と脳・神経
13.腎臓と肺
14.肝臓と腎臓
15.腎臓と骨・関節
16.認知症と骨・関節
17.認知症と生活習慣病
18.がんと骨・関節
19.がんと生活習慣病
第3章 重複障害のリハビリテーション各論
Ⅰ.重複障害のリハビリテーション診療の手順
Ⅱ.運動処方総論
1.運動処方の基本
2.監視,非監視の運動療法
Ⅲ.救急処置・安全対策のポイント
Ⅳ. 各種疾患のリハビリテーション
1.脳・神経のリハビリテーション
2.脊髄疾患のリハビリテーション
3.心臓・血管疾患のリハビリテーション
4.呼吸器疾患のリハビリテーション
5.腎臓疾患のリハビリテーション
6.運動器疾患のリハビリテーション
7.生活習慣病のリハビリテーション
8.悪性腫瘍(がん)のリハビリテーション
9.摂食嚥下障害のリハビリテーション
第4章 重複障害のリハビリテーションの実際
Case 1:視覚障害を有する心臓リハビリテーション患者への運動処方
Case 2:聴覚障害を有する呼吸リハビリテーション患者への運動処方
Case 3:脳卒中を合併した運動器疾患患者への運動処方
Case 4:腎障害のある脳卒中片麻痺合併例へのリハビリテーション
Case 5:COPDを合併した心臓リハビリテーション患者への運動処方
Case 6:腎不全を合併した心臓リハビリテーション患者への運動処方
Case 7:心不全・呼吸不全を有する超肥満患者への運動処方
Case 8:運動器疾患を合併した心臓リハビリテーション患者への運動処方
Case 9:運動器疾患を合併した呼吸リハビリテーション患者への運動処方
Case10:下肢切断合併例の透析患者へのリハビリテーション
Case11:腎臓障害のある心不全例へのリハビリテーション
Case12:摂食嚥下障害合併例への呼吸リハビリテーション
Case13:肝肺症候群へのリハビリテーション
Case14:糖尿病を有する患者への回復期心臓リハビリテーションの実際
Case15:がんと運動器疾患
Case16:認知症と運動器疾患
コラム:重複障害のリハビリテーション成功へのコツ
コツ①:スタッフの教育のコツ
コツ②:運動療法を長く継続させるためのコツ
コツ③:やる気のない患者への対応のコツ
コツ④:高齢者への対応のコツ
コツ⑤:クレーム対応のコツ
コツ⑥:コンプライアンス,アドヒアランス,コンコーダンス
コツ⑦:ダイナミックフラミンゴ療法
コツ⑧:こんなリハ医は嫌われる15の条件
コツ⑨:体力の二極分化
コツ⑩:プラトンの教え
コツ⑪:らくらく運動
コツ⑫:リハビリテーション従事者に望むこと
コツ⑬:薬剤
コツ⑭:禁煙
コツ⑮:酸素療法
コツ⑯:栄養指導の効果を高める秘訣とは?
コツ⑰:住環境―重複障害者住宅のための条件設定
付録
①eGFR男女・年齢別早見表
②心機能指標正常値
③関節可動域表示ならびに測定法
④METs換算表
⑤障害者の権利に関する宣言
⑥介護保険制度
⑦身体障害者障害程度等級表
⑧要介護認定の認定調査票(基本調査)の構成
⑨視覚検査
⑩聴覚検査
⑪高次脳機能検査法
⑫音声・言語機能
⑬標準失語症検査
⑭ADL評価法
⑮運動負荷試験
⑯精神・心理機能検査
索 引
1.重複障害の定義
2.重複障害リハビリテーションの定義とエビデンス
3.チームアプローチ(チーム医療)と重複障害
第2章 重複障害をめぐる基礎知識:臓器連関
1.視覚と聴覚
2.脳神経と視覚,聴覚
3.脳・神経と骨・関節
4.心臓・血管と脳・神経
5.心臓・血管と視覚,聴覚
6.心臓・血管と腎臓
7.心臓・血管と肺
8.心臓・血管と骨・関節
9.呼吸器と脳・神経
10.呼吸器と肝臓
11.呼吸器と骨・関節
12.腎臓と脳・神経
13.腎臓と肺
14.肝臓と腎臓
15.腎臓と骨・関節
16.認知症と骨・関節
17.認知症と生活習慣病
18.がんと骨・関節
19.がんと生活習慣病
第3章 重複障害のリハビリテーション各論
Ⅰ.重複障害のリハビリテーション診療の手順
Ⅱ.運動処方総論
1.運動処方の基本
2.監視,非監視の運動療法
Ⅲ.救急処置・安全対策のポイント
Ⅳ. 各種疾患のリハビリテーション
1.脳・神経のリハビリテーション
2.脊髄疾患のリハビリテーション
3.心臓・血管疾患のリハビリテーション
4.呼吸器疾患のリハビリテーション
5.腎臓疾患のリハビリテーション
6.運動器疾患のリハビリテーション
7.生活習慣病のリハビリテーション
8.悪性腫瘍(がん)のリハビリテーション
9.摂食嚥下障害のリハビリテーション
第4章 重複障害のリハビリテーションの実際
Case 1:視覚障害を有する心臓リハビリテーション患者への運動処方
Case 2:聴覚障害を有する呼吸リハビリテーション患者への運動処方
Case 3:脳卒中を合併した運動器疾患患者への運動処方
Case 4:腎障害のある脳卒中片麻痺合併例へのリハビリテーション
Case 5:COPDを合併した心臓リハビリテーション患者への運動処方
Case 6:腎不全を合併した心臓リハビリテーション患者への運動処方
Case 7:心不全・呼吸不全を有する超肥満患者への運動処方
Case 8:運動器疾患を合併した心臓リハビリテーション患者への運動処方
Case 9:運動器疾患を合併した呼吸リハビリテーション患者への運動処方
Case10:下肢切断合併例の透析患者へのリハビリテーション
Case11:腎臓障害のある心不全例へのリハビリテーション
Case12:摂食嚥下障害合併例への呼吸リハビリテーション
Case13:肝肺症候群へのリハビリテーション
Case14:糖尿病を有する患者への回復期心臓リハビリテーションの実際
Case15:がんと運動器疾患
Case16:認知症と運動器疾患
コラム:重複障害のリハビリテーション成功へのコツ
コツ①:スタッフの教育のコツ
コツ②:運動療法を長く継続させるためのコツ
コツ③:やる気のない患者への対応のコツ
コツ④:高齢者への対応のコツ
コツ⑤:クレーム対応のコツ
コツ⑥:コンプライアンス,アドヒアランス,コンコーダンス
コツ⑦:ダイナミックフラミンゴ療法
コツ⑧:こんなリハ医は嫌われる15の条件
コツ⑨:体力の二極分化
コツ⑩:プラトンの教え
コツ⑪:らくらく運動
コツ⑫:リハビリテーション従事者に望むこと
コツ⑬:薬剤
コツ⑭:禁煙
コツ⑮:酸素療法
コツ⑯:栄養指導の効果を高める秘訣とは?
コツ⑰:住環境―重複障害者住宅のための条件設定
付録
①eGFR男女・年齢別早見表
②心機能指標正常値
③関節可動域表示ならびに測定法
④METs換算表
⑤障害者の権利に関する宣言
⑥介護保険制度
⑦身体障害者障害程度等級表
⑧要介護認定の認定調査票(基本調査)の構成
⑨視覚検査
⑩聴覚検査
⑪高次脳機能検査法
⑫音声・言語機能
⑬標準失語症検査
⑭ADL評価法
⑮運動負荷試験
⑯精神・心理機能検査
索 引
【編集】 上月正博(東北大学大学院機能医科学講座内部障害学分野)