■特集
東日本大震災とまちづくり

生活支援を通してまちづくりを考える・・・中村春基
継続した活動からみえてくること・・・清山真琴
陸前高田リハシステムの構築に向けて-住民を支え,行政を支え,地域を支える　陸前高田のまちづくりへの協働・・・高梨信之,千葉愛実
被災地における訪問リハビリテーションの実際と可能性・・・大貫　操,米田幸二
被災地での起業からみえた,これからの地域へのOTのかかわり方・・・菅原晃弘

■連載
クリニカルクラークシップに基づく作業療法臨床教育の実際　第3回
クリニカルクラークシップを用いた作業療法臨床教育-精神科編試論・・・毛束忠由

■提言
刺激的な仲間と作業療法の未来を創ろう・・・鴨下賢一

■あなたにとって作業療法とは何ですか?第12回・・・渡邉愼一

■わたしたちの作業療法

■ふぉーらむ
日本の県士会が変わる-徳島県作業療法士会と鳴門市の介護予防・日常生活支援総合事業の見学・・・石山満夫

■学会・研修会印象記
第3回全国作業療法学系大学院ゼミナール・・・木下　遥

■『作業療法ジャーナル』来年度(第50巻,2016年)表紙作品紹介

■症例報告
慢性期脳卒中片麻痺上肢の痙縮に対するフェノールブロック後に促通反復療法と神経筋電気刺激の併用療法が著効した一例・・・園田耕一,松元秀次,鮫島淳一,兒島朋史,加治智和,安部　智

「竹藪の家」　長尾　弘

　両膝人工関節の手術のため1カ月あまり入院.その間,嫌なことがあり,うつ病状態になり,退院後デイケアあゆみに通所.職員の親切な介護で癒され,作品づくりを始めました.この作品はその中の一点です.その後,精神面は安定し,現在もボケ防止のために作品づくりを継続しています.(長尾弘)
　
　長尾さんの作品は公園等で見つけた木々でつくられた,どれも心温まる作品で,院内にも長尾さんの作品が飾られています.欲しいと言われる方も多く,「この前の作品,嫁に出したわ」と話されることも.採用されたこの作品もすでに嫁入りしたようです.
　表紙作品として採用されたというレターが届いた日は,ちょうど来所されていた日でしたので,いの一番で報告.この日を今か今か待っておられたので,大変喜ばれていました.スタッフ一同大変うれしく思っております.(担当OT:上村有希子)