施設ケアの新発想 ! オーストラリアのプロメソッド ダイバージョナルセラピー
正誤表
電子版あり
定価:2,860円(本体2,600円+税)
商品コード: ISBN978-4-89590-576-3
内容紹介
本邦初、本格的なダイバージョナルセラピーの入門書 ! 施設ケアを変える最強メソッド !
オーストラリアで誕生したといわれる全人ケアのプロメソッド「ダイバージョナルセラピー」(以下、DT)の本邦初の本格的な入門書であり実践書である。日本DT協会理事長である著者が40数回の渡豪を重ね、日本への導入を図り、DTは日本の施設でも取り組みが広まっている。「DTワーカー養成講座」は2016年現在、第12期を迎え、看護師、セラピスト、介護士などさまざまな職種がその手法を学び、ケアの質向上に成功している。本書はDTの理論と実践方法を懇切丁寧に記載、さらに資料編では明日からの実践に使えるよう「DTアセスメントシート」「DTプログラム計画シート」なども多数掲載。「より選ばれる施設を目指す」ために、ぜひ本書を手にとってほしい。
目次
※本書では「ダイバージョナルセラピー」の単独使用を除き、DTと略しています
(例:DTプログラム)
はじめに
第1部 ダイバージョナルセラピーの理論
第1章 ダイバージョナルセラピーの理念と視点
1 ダイバージョナルセラピーの理念
1. ダイバージョナルセラピーの理念と定義
2. ダイバージョナルセラピーの社会的背景
2 ダイバージョナルセラピーの視点
1. 老いるとは楽しむこと
2. 退屈からの解放と社会性の維持
3. ヘルスプロモーションとGood Death
第2章 ダイバージョナルセラピーにおける4つのキーワード
1 レジャー(Leisure)
1. レジャーの概念と定義
2. ダイバージョナルセラピーにおけるレジャーの効果
2 ライフスタイル(Life-style)
ライフスタイルとは?
3 チョイス (Choice)
1. 自由と選択の権利
2. ダイバージョナルセラピーにおけるチョイスの実践
4 コミュニケーション(Communication)
1. ケアの職場におけるコミュニケーション
2. ダイバージョナルセラピーにおけるコミュニケーション
第3章 ダイバージョナルセラピストの専門性と活動分野
1 ダイバージョナルセラピストの役割と専門性
1. ダイバージョナルセラピストの役割
2. ダイバージョナルセラピストの専門性
2 ダイバージョナルセラピストの活動分野
1. オーストラリアにおけるダイバージョナルセラピストの多様な活動分野
2. ニュージーランドにおけるダイバージョナルセラピー
3. 日本におけるダイバージョナルセラピーの発展とダイバージョナルセラピーワーカーの養成
第2部 ダイバージョナルセラピーの実践
第1章 ダイバージョナルセラピーの実践プロセス
1 DTプロセスの概要
2 アセスメント(Assessment:情報収集と事前の評価)
1. DTアセスメントの概要
2. DTアセスメントシート
3. DT好きなことアセスメントシート
3 プランニング(Planning:目標設定による計画とプログラム作成)
4 実行(Implementation:実施と配慮)
5 評価(Evaluation:事後の評価と考察)
1. 結果を焦らない
2. プログラムの評価
3. 参加者の評価
第2章 プログラム実践の基礎
1 DTプログラムの要素
1. DTプログラムの要素
2. DTプログラムを考えるときの視点
2 グループプログラムと個別プログラム
1. ベースプログラム(Base Programs)
2. 個別プログラム(Individual Programs)
3. 治療的プログラム(Therapeutic Programs)
3 オーストラリアにみるDTプログラム
4 建築デザインと環境作り
5 オーストラリアの施設におけるダイバージョナルセラピー 入居者マギーさんの事例
6 特別なニーズをもった高齢者のレジャーにおける留意点など
1. 軽度認知症(MCI)
2. 心臓・循環器疾患
3. 骨に関する疾患(関節炎や骨折、骨粗鬆症など)のある人
4. 脳障がいのある高齢者(脳卒中、神経の障がい、脳腫瘍など)
5. 神経組織に関する疾患(パーキンソン病、運動ニューロン疾患など)
6. 聴覚障がい
7. 視覚障がいのある人(白内障、緑内障など)
8. 認知症
第3章 DTプログラムの実践例
1 SONASセッション
1. SONASとはウェルビーイング─コミュニケーションと感性へのアプローチ
2. SONASの要素と目的
3. SONASの手順
4. データにみるSONASの成果
2 SONASエクササイズ
1.体を動かすことへのモチベーションを高めるために
2. 音楽と体と脳はリンクする
3 ソーシャルプログラム
1. 社会人としての尊厳を維持するために
2. 地域の特性を生かしたソーシャルプログラム─市役所や郵便局、駅も実践のステージに
4 メンズクラブ
1. オトコにはオトコの楽しみ方?! 社会性を生かした自発的なプログラム
2. 男性のための男性による男性のレジャークラブ
3. オトコ同士がヨカたい!会長も決めて「町内会」から「キャバレー」まで
5 ドールセラピー─愛する対象となる赤ちゃん人形
1. 受け身からポジティブな「慈しむ行動」へ─大切なのはアセスメントとコミュニケーション
2. 環境作りと想像力を大切に
6 センサリーアプローチ
1. 五感に心地よく働きかけて安らぎと活性を
2. マルチセンサリールームの活用と応用
3. ターミナルケアにおけるセンサリーアプローチ
7 ルームビジット 一人ひとりの「お部屋訪問」
8 DTワゴン─いつでもDT! レジャーの出前
9 ライフボード(グッドフィーリングポスター)
10 ガーデンプログラム センサリーガーデンやクリニックの花壇
11 生活文化としての信仰
1. 心の拠りどころ
2. 語り継がれる文化として
3. 生活にメリハリと変化を
第4章 日本におけるダイバージョナルセラピーの実践例
1 特別養護老人ホーム
2 介護老人保健施設
3 サービス付き高齢者向け住宅・グループホームなど
4 ケアハウス(特定施設入居者生活介護)
5 デイサービスセンター(通所施設)
6 病院、クリニックなど
資料編
① ナーシングホームにおける入居者の権利と責任の憲章
② N子さんの生活文化史年表
③-1 Diversional Therapy Assessment 身体的・認知的アセスメント項目
③‐2 Diversional Therapy Assessment 感情的・社会的アセスメント項目
④ DT個別プログラム計画
⑤ DT:アクティビティ計画表
⑥ DT:外出プログラム計画表
⑦ Documentation Manual for Diversional Therapy
⑧ DT プログラム参加者記録シート
⑨‐1 SONAS セッション計画表(雨)
⑨‐2 SONAS セッション計画表 (夏の暮らしと海)
⑩ SONAS 参加者ライフビュー
⑪ SONAS セッション座席表
⑫ センサリーアプローチにおける観察と記録
DT関連グッズ
おわりに
◆ DTCafé
①Bishop 氏との再会2013
②レジャーは認知症の発症率を低下させる?!
③ダイバージョナルセラピストの仕事は楽しい?!
④ダイバージョナルセラピストの仕事は楽しい?!
⑤ダイバージョナルセラピー小史
⑥利用者からの評価は?
⑦MMSEとFIMによる評価
⑧握手
⑨五感の記憶
⑩招待状
⑪ドールセラピーの原点
⑫「神社」「仏壇」「ひぬかん」
⑬初詣 家族の協力で手作り鳥居をベッドサイドへ
⑭行列のできる映画会
⑮海水浴とリスク
⑯夕陽を見に行こう!
◆ ヒント
①チョイスのコツ
②アセスメントの聞き取り方と書き方
③「4つの視点」の考え方
④プランニングの進め方
⑤スリープマネジメント
(例:DTプログラム)
はじめに
第1部 ダイバージョナルセラピーの理論
第1章 ダイバージョナルセラピーの理念と視点
1 ダイバージョナルセラピーの理念
1. ダイバージョナルセラピーの理念と定義
2. ダイバージョナルセラピーの社会的背景
2 ダイバージョナルセラピーの視点
1. 老いるとは楽しむこと
2. 退屈からの解放と社会性の維持
3. ヘルスプロモーションとGood Death
第2章 ダイバージョナルセラピーにおける4つのキーワード
1 レジャー(Leisure)
1. レジャーの概念と定義
2. ダイバージョナルセラピーにおけるレジャーの効果
2 ライフスタイル(Life-style)
ライフスタイルとは?
3 チョイス (Choice)
1. 自由と選択の権利
2. ダイバージョナルセラピーにおけるチョイスの実践
4 コミュニケーション(Communication)
1. ケアの職場におけるコミュニケーション
2. ダイバージョナルセラピーにおけるコミュニケーション
第3章 ダイバージョナルセラピストの専門性と活動分野
1 ダイバージョナルセラピストの役割と専門性
1. ダイバージョナルセラピストの役割
2. ダイバージョナルセラピストの専門性
2 ダイバージョナルセラピストの活動分野
1. オーストラリアにおけるダイバージョナルセラピストの多様な活動分野
2. ニュージーランドにおけるダイバージョナルセラピー
3. 日本におけるダイバージョナルセラピーの発展とダイバージョナルセラピーワーカーの養成
第2部 ダイバージョナルセラピーの実践
第1章 ダイバージョナルセラピーの実践プロセス
1 DTプロセスの概要
2 アセスメント(Assessment:情報収集と事前の評価)
1. DTアセスメントの概要
2. DTアセスメントシート
3. DT好きなことアセスメントシート
3 プランニング(Planning:目標設定による計画とプログラム作成)
4 実行(Implementation:実施と配慮)
5 評価(Evaluation:事後の評価と考察)
1. 結果を焦らない
2. プログラムの評価
3. 参加者の評価
第2章 プログラム実践の基礎
1 DTプログラムの要素
1. DTプログラムの要素
2. DTプログラムを考えるときの視点
2 グループプログラムと個別プログラム
1. ベースプログラム(Base Programs)
2. 個別プログラム(Individual Programs)
3. 治療的プログラム(Therapeutic Programs)
3 オーストラリアにみるDTプログラム
4 建築デザインと環境作り
5 オーストラリアの施設におけるダイバージョナルセラピー 入居者マギーさんの事例
6 特別なニーズをもった高齢者のレジャーにおける留意点など
1. 軽度認知症(MCI)
2. 心臓・循環器疾患
3. 骨に関する疾患(関節炎や骨折、骨粗鬆症など)のある人
4. 脳障がいのある高齢者(脳卒中、神経の障がい、脳腫瘍など)
5. 神経組織に関する疾患(パーキンソン病、運動ニューロン疾患など)
6. 聴覚障がい
7. 視覚障がいのある人(白内障、緑内障など)
8. 認知症
第3章 DTプログラムの実践例
1 SONASセッション
1. SONASとはウェルビーイング─コミュニケーションと感性へのアプローチ
2. SONASの要素と目的
3. SONASの手順
4. データにみるSONASの成果
2 SONASエクササイズ
1.体を動かすことへのモチベーションを高めるために
2. 音楽と体と脳はリンクする
3 ソーシャルプログラム
1. 社会人としての尊厳を維持するために
2. 地域の特性を生かしたソーシャルプログラム─市役所や郵便局、駅も実践のステージに
4 メンズクラブ
1. オトコにはオトコの楽しみ方?! 社会性を生かした自発的なプログラム
2. 男性のための男性による男性のレジャークラブ
3. オトコ同士がヨカたい!会長も決めて「町内会」から「キャバレー」まで
5 ドールセラピー─愛する対象となる赤ちゃん人形
1. 受け身からポジティブな「慈しむ行動」へ─大切なのはアセスメントとコミュニケーション
2. 環境作りと想像力を大切に
6 センサリーアプローチ
1. 五感に心地よく働きかけて安らぎと活性を
2. マルチセンサリールームの活用と応用
3. ターミナルケアにおけるセンサリーアプローチ
7 ルームビジット 一人ひとりの「お部屋訪問」
8 DTワゴン─いつでもDT! レジャーの出前
9 ライフボード(グッドフィーリングポスター)
10 ガーデンプログラム センサリーガーデンやクリニックの花壇
11 生活文化としての信仰
1. 心の拠りどころ
2. 語り継がれる文化として
3. 生活にメリハリと変化を
第4章 日本におけるダイバージョナルセラピーの実践例
1 特別養護老人ホーム
2 介護老人保健施設
3 サービス付き高齢者向け住宅・グループホームなど
4 ケアハウス(特定施設入居者生活介護)
5 デイサービスセンター(通所施設)
6 病院、クリニックなど
資料編
① ナーシングホームにおける入居者の権利と責任の憲章
② N子さんの生活文化史年表
③-1 Diversional Therapy Assessment 身体的・認知的アセスメント項目
③‐2 Diversional Therapy Assessment 感情的・社会的アセスメント項目
④ DT個別プログラム計画
⑤ DT:アクティビティ計画表
⑥ DT:外出プログラム計画表
⑦ Documentation Manual for Diversional Therapy
⑧ DT プログラム参加者記録シート
⑨‐1 SONAS セッション計画表(雨)
⑨‐2 SONAS セッション計画表 (夏の暮らしと海)
⑩ SONAS 参加者ライフビュー
⑪ SONAS セッション座席表
⑫ センサリーアプローチにおける観察と記録
DT関連グッズ
おわりに
◆ DTCafé
①Bishop 氏との再会2013
②レジャーは認知症の発症率を低下させる?!
③ダイバージョナルセラピストの仕事は楽しい?!
④ダイバージョナルセラピストの仕事は楽しい?!
⑤ダイバージョナルセラピー小史
⑥利用者からの評価は?
⑦MMSEとFIMによる評価
⑧握手
⑨五感の記憶
⑩招待状
⑪ドールセラピーの原点
⑫「神社」「仏壇」「ひぬかん」
⑬初詣 家族の協力で手作り鳥居をベッドサイドへ
⑭行列のできる映画会
⑮海水浴とリスク
⑯夕陽を見に行こう!
◆ ヒント
①チョイスのコツ
②アセスメントの聞き取り方と書き方
③「4つの視点」の考え方
④プランニングの進め方
⑤スリープマネジメント
【著】芹澤隆子(NPO法人日本ダイバージョナルセラピー協会理事長)
お詫びと訂正【PDF】