【月刊】作業療法ジャーナル 51巻 6号
目次
■特集
児童発達支援からの挑戦―子どもたちの未来に向けて
これからの児童発達支援事業に望むこと,期待すること・・・土田玲子
児童発達支援に向けた起業家からの挑戦―OTにできること,OTだからできること・・・森川敦子
児童発達支援センターからの挑戦・・・酒井康年
デイサービスの立場から―重症心身障害児への支援・・・吉川景一郎
アウトリーチによる支援:OTに求められる能力と資質―病院勤務のOTの視点から・・・門脇達也, 松本太蔵, 上灘良祐
子どもたちの笑顔が広がる地域をつくる その一端を担って―山梨県作業療法士会特別支援教育委員会の活動から・・・平松洋子, 原國優子, 富士宮秀紫, 伊東仁香, 関谷宏美
切れ目のない支援体制づくり―行政作業療法士としてできること・・・前田史織
■講座 リンパ浮腫と作業療法 第3回
複合的治療の手段・・・吉澤いづみ, 安保雅博
■連載 実践!まちづくり―青年療法士まちづくり塾の挑戦 第3回
合宿の実際 その2・・・石浜実花
■連載 作業療法を深める ⑧産学官連携
ロボティックウェアcurara®の開発における産学官連携と人間装着型ロボットの将来・・・橋本 稔
■研究
回復期リハビリテーション病棟において作業療法士が患者との協業の際に経験した困難とその対応に関する質的研究・・・内藤広大, 花岡秀明, 山根伸吾
■症例報告
脳卒中後急性期上肢麻痺に対する2時間のmodified CI療法の試み・・・山本勝仁, 竹林 崇, 竹内健太, 島田真一
■提言
作業療法士による内部障害リハビリテーション―内部障害作業療法・・・後藤葉子
■あなたにとって作業療法とは何ですか? 第30回・・・玉垣 努
■多職種を交えたリハビリ事例検討会 第12回
独居で転倒リスクがある事例・・・〔事例提供者〕遊佐将人, 〔司会〕川越雅弘
■学会・研修会印象記
回復期リハビリテーション病棟協会 第29回研究大会in広島・・・渡部幸博
■昭和の暮らし 第6回
ヘチマ・・・市橋芳則
児童発達支援からの挑戦―子どもたちの未来に向けて
これからの児童発達支援事業に望むこと,期待すること・・・土田玲子
児童発達支援に向けた起業家からの挑戦―OTにできること,OTだからできること・・・森川敦子
児童発達支援センターからの挑戦・・・酒井康年
デイサービスの立場から―重症心身障害児への支援・・・吉川景一郎
アウトリーチによる支援:OTに求められる能力と資質―病院勤務のOTの視点から・・・門脇達也, 松本太蔵, 上灘良祐
子どもたちの笑顔が広がる地域をつくる その一端を担って―山梨県作業療法士会特別支援教育委員会の活動から・・・平松洋子, 原國優子, 富士宮秀紫, 伊東仁香, 関谷宏美
切れ目のない支援体制づくり―行政作業療法士としてできること・・・前田史織
■講座 リンパ浮腫と作業療法 第3回
複合的治療の手段・・・吉澤いづみ, 安保雅博
■連載 実践!まちづくり―青年療法士まちづくり塾の挑戦 第3回
合宿の実際 その2・・・石浜実花
■連載 作業療法を深める ⑧産学官連携
ロボティックウェアcurara®の開発における産学官連携と人間装着型ロボットの将来・・・橋本 稔
■研究
回復期リハビリテーション病棟において作業療法士が患者との協業の際に経験した困難とその対応に関する質的研究・・・内藤広大, 花岡秀明, 山根伸吾
■症例報告
脳卒中後急性期上肢麻痺に対する2時間のmodified CI療法の試み・・・山本勝仁, 竹林 崇, 竹内健太, 島田真一
■提言
作業療法士による内部障害リハビリテーション―内部障害作業療法・・・後藤葉子
■あなたにとって作業療法とは何ですか? 第30回・・・玉垣 努
■多職種を交えたリハビリ事例検討会 第12回
独居で転倒リスクがある事例・・・〔事例提供者〕遊佐将人, 〔司会〕川越雅弘
■学会・研修会印象記
回復期リハビリテーション病棟協会 第29回研究大会in広島・・・渡部幸博
■昭和の暮らし 第6回
ヘチマ・・・市橋芳則
表紙のことば
村越正明「鳥獣りは」
2015年秋,脳(左被殻)出血を発症して右手足の麻痺と言語障害を生じ,自分の身に起きたことが理解できないまま入院しました.病室では,なぜか本やテレビに興味がもてませんでしたので,1 カ月経ったころから少しずつ動かせるようになった手を使い,もともと好きだった絵ばかり描いて時間を過ごしました.画材は弱い筆圧で描ける筆ペンと小さなノート.次第に病院の皆さんへのメッセージとして,食事ごとの「食札」やリハ室のコピー用紙にも絵を描かせてもらうようになりました.その数は数百点になると思います.
「鳥獣りは」は,食札に描いたものから数点を選んでハガキ大に描き直し,自分の経験したリハを絵巻物のようにしたものです.5 カ月に及ぶ入院生活中,自分と同じ境遇の患者さんたちが懸命にリハし,それを明るく励ましてくれるセラピストの先生はじめ病院の皆さんの姿から感じた「ユーモアと希望」を表現しました.
2015年秋,脳(左被殻)出血を発症して右手足の麻痺と言語障害を生じ,自分の身に起きたことが理解できないまま入院しました.病室では,なぜか本やテレビに興味がもてませんでしたので,1 カ月経ったころから少しずつ動かせるようになった手を使い,もともと好きだった絵ばかり描いて時間を過ごしました.画材は弱い筆圧で描ける筆ペンと小さなノート.次第に病院の皆さんへのメッセージとして,食事ごとの「食札」やリハ室のコピー用紙にも絵を描かせてもらうようになりました.その数は数百点になると思います.
「鳥獣りは」は,食札に描いたものから数点を選んでハガキ大に描き直し,自分の経験したリハを絵巻物のようにしたものです.5 カ月に及ぶ入院生活中,自分と同じ境遇の患者さんたちが懸命にリハし,それを明るく励ましてくれるセラピストの先生はじめ病院の皆さんの姿から感じた「ユーモアと希望」を表現しました.