内容紹介
神経解剖学のコアが短期間で学べる !
神経学との関連がよくわかる !
明瞭・詳細な図を多数収載 !
【電子書籍(原著+翻訳版)付き】※
神経解剖学は複雑な領域であり、しばしば学生を悩ませる。そこで本書は“あいまいさ”や“不明確さ”を極力避け、簡明な概念を用いて、できるだけ簡潔に解説することに重点を置いた。広汎にわたる領域を扱った優れたテキストは多数あるが、エッセンスだけに絞り込み、なおかつ信頼性を失わないようなテキストはほとんどない。
本書は、解剖学的構造をできるかぎり機能と相互に関連させて解説するように努め、さらに、可能な場合には、解剖学的構造の臨床的意味付けをも試みた。“簡潔さ”は“深さ”と“詳細さ”の犠牲を伴うが、本書の内容の“幅と深さ”は、学生が自信をもって臨床神経科学のトレーニングを開始できるに足る十分なものである。
医学的神経解剖学を身に付けたい人、これから神経解剖学を学ぶ人に必携のテキスト。
※電子書籍はエルゼビア社のStudent Consult(英語版)とElsevier eLibrary(日本語版)が付属します。ご利用にはエルゼビア社の提供するサービスへの登録(無料)が必要です。
目次
第5版序文
謝辞
監訳者序文
初版序文
訳者一覧
第1章 序論と概観
神経解剖学の用語と慣例
神経系の要素と構成
ニューロンとグリア
中枢神経系と末梢神経系
体性神経系と自律神経系
求心性ニューロン, 遠心性ニューロン, 介在ニューロン
灰白質, 白質, 神経核, 神経路
感覚路や運動路の交叉
中枢神経系の発生
中枢神経系の解剖学的構造の概観
被膜構造と血液供給
脊髄の解剖学的構造
脳の解剖学的構造
主な特徴と指標となる構造
脳室系
脳幹
脳神経
小脳
間脳と大脳半球
主要な感覚性神経路
主要な運動性神経路
臨床診断の基本
神経学的疾患の病因
外因性疾患
全身性疾患
血管性疾患
内因性疾患
疾患の経過
損傷部位と臨床症候群
主要な感覚性神経経路
主要な運動性神経経路
小脳
大脳基底核
神経心理学的機能
神経・筋疾患の検査
第2章 神経系の細胞
ニューロン(神経細胞)
ニューロンの構造
神経伝達物質
グリア(神経膠細胞)
星状膠細胞
希突起膠細胞
小膠細胞
上衣細胞
第3章 末梢神経系
骨格筋
神経終末
求心性神経終末
遠心性神経終末
末梢神経
変性と再生
脊髄神経および主な神経の分布範囲
第4章 自律神経系
交感神経系
副交感神経系
第5章 中枢神経系の被覆 : 髄膜と頭蓋
頭蓋
前頭蓋窩
中頭蓋窩
後頭蓋窩
脳髄膜
硬膜
くも膜と軟膜
第6章 脳室系
脳室系の局所解剖
脳脊髄液
第7章 中枢神経系の血管系
脊髄の血管系
脊髄の動脈系
脊髄の静脈血の還流
脳の血管系
脳の動脈系
脳の静脈血の還流
第8章 脊髄
脊髄の外観
局所解剖
脊髄神経
脊髄の髄膜
脊髄の内部構造
脊髄の灰白質
後角
前角
脊髄反射
伸張反射
屈筋反射
脊髄の白質
脊髄の上行性神経路
脊髄の下行性神経路
第9章 脳幹
脳幹の外観
脳幹の背側表面
脳幹の腹側表面
脳幹の内部構造
延髄尾側部
延髄中間部
延髄上部
橋
中脳
網様体
第10章 脳神経と脳神経核
脳神経核
脳神経の終止核
脳神経の起始核
体性運動性脳神経核のカラム
鰓弓性運動性脳神経核のカラム
副交感神経節前ニューロンによって構成される脳神経核のカラム
脳神経
Ⅲ : 動眼神経
瞳孔光反射(瞳孔反射ないし光反射)
遠近調節反射(輻輳反射)
Ⅳ : 滑車神経
Ⅵ : 外転神経
Ⅴ : 三叉神経
Ⅶ : 顔面神経
Ⅷ : 前庭蝸牛神経(内耳神経)
前庭神経
蝸牛神経
Ⅸ : 舌咽神経
Ⅹ : 迷走神経
ⅩⅠ: 副神経
ⅩⅡ: 舌下神経
第11章 小脳
小脳の外観
小脳の内部構造
小脳皮質
小脳核
小脳の機能解剖学
原小脳
旧小脳
新小脳
第12章 視床
視床の局所解剖
外観
内部構造
視床の神経核の機能的構造
外側核群
後腹側核
外側膝状体核
内側膝状体核
前腹側核
外側腹側核
前核群
内側核群
髄板内核群
視床網様核
第13章 大脳半球と大脳皮質
大脳半球の脳回・脳溝・脳葉
大脳皮質
組織学的構造
機能的構成
前頭葉
頭頂葉
側頭葉
後頭葉
大脳半球の言語野
大脳半球の白質
連合線維
交連線維
投射線維
第14章 大脳基底核
大脳基底核の局所解剖
線条体
被殻
尾状核
淡蒼球
無名質
大脳基底核の機能解剖
線条体の神経線維連絡
線条体への入力線維
線条体からの出力線維
淡蒼球の神経線維連絡
淡蒼球への入力線維
淡蒼球からの出力線維
大脳基底核の機能
大脳基底核疾患の病態生理
第15章 視覚系
眼
網膜
視覚路
第16章 視床下部, 辺縁系, 嗅覚系
視床下部
視床下部の局所解剖
視床下部の神経核
辺縁系
辺縁系 : 動機づけと情動
扁桃体
中隔
前頭葉眼窩面皮質
辺縁系 : 記憶
海馬体
帯状回
辺縁系 : 記憶と情動
嗅覚系
第17章 問題と解答
序論
問題
解答
用語解説
索引
謝辞
監訳者序文
初版序文
訳者一覧
第1章 序論と概観
神経解剖学の用語と慣例
神経系の要素と構成
ニューロンとグリア
中枢神経系と末梢神経系
体性神経系と自律神経系
求心性ニューロン, 遠心性ニューロン, 介在ニューロン
灰白質, 白質, 神経核, 神経路
感覚路や運動路の交叉
中枢神経系の発生
中枢神経系の解剖学的構造の概観
被膜構造と血液供給
脊髄の解剖学的構造
脳の解剖学的構造
主な特徴と指標となる構造
脳室系
脳幹
脳神経
小脳
間脳と大脳半球
主要な感覚性神経路
主要な運動性神経路
臨床診断の基本
神経学的疾患の病因
外因性疾患
全身性疾患
血管性疾患
内因性疾患
疾患の経過
損傷部位と臨床症候群
主要な感覚性神経経路
主要な運動性神経経路
小脳
大脳基底核
神経心理学的機能
神経・筋疾患の検査
第2章 神経系の細胞
ニューロン(神経細胞)
ニューロンの構造
神経伝達物質
グリア(神経膠細胞)
星状膠細胞
希突起膠細胞
小膠細胞
上衣細胞
第3章 末梢神経系
骨格筋
神経終末
求心性神経終末
遠心性神経終末
末梢神経
変性と再生
脊髄神経および主な神経の分布範囲
第4章 自律神経系
交感神経系
副交感神経系
第5章 中枢神経系の被覆 : 髄膜と頭蓋
頭蓋
前頭蓋窩
中頭蓋窩
後頭蓋窩
脳髄膜
硬膜
くも膜と軟膜
第6章 脳室系
脳室系の局所解剖
脳脊髄液
第7章 中枢神経系の血管系
脊髄の血管系
脊髄の動脈系
脊髄の静脈血の還流
脳の血管系
脳の動脈系
脳の静脈血の還流
第8章 脊髄
脊髄の外観
局所解剖
脊髄神経
脊髄の髄膜
脊髄の内部構造
脊髄の灰白質
後角
前角
脊髄反射
伸張反射
屈筋反射
脊髄の白質
脊髄の上行性神経路
脊髄の下行性神経路
第9章 脳幹
脳幹の外観
脳幹の背側表面
脳幹の腹側表面
脳幹の内部構造
延髄尾側部
延髄中間部
延髄上部
橋
中脳
網様体
第10章 脳神経と脳神経核
脳神経核
脳神経の終止核
脳神経の起始核
体性運動性脳神経核のカラム
鰓弓性運動性脳神経核のカラム
副交感神経節前ニューロンによって構成される脳神経核のカラム
脳神経
Ⅲ : 動眼神経
瞳孔光反射(瞳孔反射ないし光反射)
遠近調節反射(輻輳反射)
Ⅳ : 滑車神経
Ⅵ : 外転神経
Ⅴ : 三叉神経
Ⅶ : 顔面神経
Ⅷ : 前庭蝸牛神経(内耳神経)
前庭神経
蝸牛神経
Ⅸ : 舌咽神経
Ⅹ : 迷走神経
ⅩⅠ: 副神経
ⅩⅡ: 舌下神経
第11章 小脳
小脳の外観
小脳の内部構造
小脳皮質
小脳核
小脳の機能解剖学
原小脳
旧小脳
新小脳
第12章 視床
視床の局所解剖
外観
内部構造
視床の神経核の機能的構造
外側核群
後腹側核
外側膝状体核
内側膝状体核
前腹側核
外側腹側核
前核群
内側核群
髄板内核群
視床網様核
第13章 大脳半球と大脳皮質
大脳半球の脳回・脳溝・脳葉
大脳皮質
組織学的構造
機能的構成
前頭葉
頭頂葉
側頭葉
後頭葉
大脳半球の言語野
大脳半球の白質
連合線維
交連線維
投射線維
第14章 大脳基底核
大脳基底核の局所解剖
線条体
被殻
尾状核
淡蒼球
無名質
大脳基底核の機能解剖
線条体の神経線維連絡
線条体への入力線維
線条体からの出力線維
淡蒼球の神経線維連絡
淡蒼球への入力線維
淡蒼球からの出力線維
大脳基底核の機能
大脳基底核疾患の病態生理
第15章 視覚系
眼
網膜
視覚路
第16章 視床下部, 辺縁系, 嗅覚系
視床下部
視床下部の局所解剖
視床下部の神経核
辺縁系
辺縁系 : 動機づけと情動
扁桃体
中隔
前頭葉眼窩面皮質
辺縁系 : 記憶
海馬体
帯状回
辺縁系 : 記憶と情動
嗅覚系
第17章 問題と解答
序論
問題
解答
用語解説
索引
【監訳】
水野 昇 (京都大学名誉教授,自然科学研究機構生理学研究所名誉教授)
野村 嶬 (京都大学医療技術短期大学部(現・医学部人間健康科学科)名誉教授)