【月刊】作業療法ジャーナル 54巻 10号
目次
■特集
あらためて失調症を知る
特集にあたって・・・宇野正顕
運動失調の病態と臨床症状・・・平松佑一, 宮井一郎
失調症の客観的評価と生活評価・・・宮口英樹
脳血管疾患に伴う失調症状・・・宇野正顕, 鵜飼 昂, 三瀬和彦
脊髄小脳変性症に伴う失調症に対する作業療法・・・米澤武人
脳腫瘍に伴う運動失調ー小脳関連症状を含めて・・・井上慎一, 西尾優也, 西原賢在
■講座 感覚の問題に注目しよう! 第2回
自閉スペクトラム症の感覚特性・・・山本直毅, 今村 明
コラム:感覚過敏・低反応があるお子さんへの食事支援経験・・・中岡和代
■連載 続々・歴史と遊ぶ「ハンセン病と隔離政策」最終回
戦後復興と回帰志向で絶対隔離を強化した「らい予防法」・・・江藤文夫
■連載 食べる楽しみを支える 実践編 最終回
OTさん, 患者さんの口の中に食べ物が残るんです!ー口腔内残留の主な原因とOT対応・・・佐藤彰紘
■連載 脳損傷者への就労支援ー対象者のデータベース化と多職種による支援の試み 第8回
高次脳機能障害者の就労状況実態追跡調査ー就労群・非就労群の健康感QOLと認知機能・・・西原大助, 武原 格, 堀田富士子
■連載 作業療法を深める 第45回
インクルーシブデザインとは何か?・・・平井康之
■連載 老いを育む 第4回
老いのこころ・・・柏木哲夫
■研究
A1腱鞘部における浅指屈筋腱の滑動性ー手指屈曲時の超音波短軸面による検討・・・川俣陽圭, 古賀裕貴, 深川恵理奈, 大安剛裕
■わたしの大切な作業 第29回
さまざまな障害を越えて・・・畑 正憲
■提言
目的を見失わずに手段を変え続ける・・・齋藤佑樹
■あなたにとって作業療法とは何ですか? 第69回・・・河本のぞみ
■連載 認知症と仏教 第9回
弱いままで生きる・・・日高 明
■海外事情特別編 海外における福祉用具支援サービス 最終回
HEARTモデル・・・米崎二朗
■第14回 作業療法ジャーナル研究助成・研究経過報告・・・小橋美月
■昭和の暮らし 第45回
あかちゃんの生活費・・・市橋芳則
■書評
「脳コワさん」支援ガイド・・・〔評者〕河本のぞみ
社会面のコグトレ-認知ソーシャルトレーニング①②・・・〔評者〕小林 郁
あらためて失調症を知る
特集にあたって・・・宇野正顕
運動失調の病態と臨床症状・・・平松佑一, 宮井一郎
失調症の客観的評価と生活評価・・・宮口英樹
脳血管疾患に伴う失調症状・・・宇野正顕, 鵜飼 昂, 三瀬和彦
脊髄小脳変性症に伴う失調症に対する作業療法・・・米澤武人
脳腫瘍に伴う運動失調ー小脳関連症状を含めて・・・井上慎一, 西尾優也, 西原賢在
■講座 感覚の問題に注目しよう! 第2回
自閉スペクトラム症の感覚特性・・・山本直毅, 今村 明
コラム:感覚過敏・低反応があるお子さんへの食事支援経験・・・中岡和代
■連載 続々・歴史と遊ぶ「ハンセン病と隔離政策」最終回
戦後復興と回帰志向で絶対隔離を強化した「らい予防法」・・・江藤文夫
■連載 食べる楽しみを支える 実践編 最終回
OTさん, 患者さんの口の中に食べ物が残るんです!ー口腔内残留の主な原因とOT対応・・・佐藤彰紘
■連載 脳損傷者への就労支援ー対象者のデータベース化と多職種による支援の試み 第8回
高次脳機能障害者の就労状況実態追跡調査ー就労群・非就労群の健康感QOLと認知機能・・・西原大助, 武原 格, 堀田富士子
■連載 作業療法を深める 第45回
インクルーシブデザインとは何か?・・・平井康之
■連載 老いを育む 第4回
老いのこころ・・・柏木哲夫
■研究
A1腱鞘部における浅指屈筋腱の滑動性ー手指屈曲時の超音波短軸面による検討・・・川俣陽圭, 古賀裕貴, 深川恵理奈, 大安剛裕
■わたしの大切な作業 第29回
さまざまな障害を越えて・・・畑 正憲
■提言
目的を見失わずに手段を変え続ける・・・齋藤佑樹
■あなたにとって作業療法とは何ですか? 第69回・・・河本のぞみ
■連載 認知症と仏教 第9回
弱いままで生きる・・・日高 明
■海外事情特別編 海外における福祉用具支援サービス 最終回
HEARTモデル・・・米崎二朗
■第14回 作業療法ジャーナル研究助成・研究経過報告・・・小橋美月
■昭和の暮らし 第45回
あかちゃんの生活費・・・市橋芳則
■書評
「脳コワさん」支援ガイド・・・〔評者〕河本のぞみ
社会面のコグトレ-認知ソーシャルトレーニング①②・・・〔評者〕小林 郁
表紙のことば
松本光治「大海原を航く日本丸」
日本丸は,大型航海練習帆船.帆を張り,荒天の中でさえも敢えてエンジンを使わず,風と太陽と星の天則だけを頼りに航海実習する.出航時には,周囲の船舶が国際信号旗の「UW」(御安航を祈る)をマストに掲げ見送る.
一方,日本丸は「UW1」(見送りに感謝)の旗で答え,帆船の最高位の儀式「登檣礼」に実習生揃って高いヤードに立ち,「ごきげんよう」と声高々勇ましく挨拶して遠洋航海へと出航する.
日本丸,36 枚の帆が大海原の貿易風を受けて波しぶきあげ,揚々と航海する優美な姿から「太平洋の白鳥」とも呼ばれる.
脊髄損傷による肢体障害で不自由ながら,日本丸の勢いよく帆走する情景に活力を得,五感で描いた.夢描く楽しみも,リハビリ努力の甲斐あり.日頃,御世話になる先生方へ感謝の日々です.
元航海実習生,日本丸ボランティア会員
日本丸は,大型航海練習帆船.帆を張り,荒天の中でさえも敢えてエンジンを使わず,風と太陽と星の天則だけを頼りに航海実習する.出航時には,周囲の船舶が国際信号旗の「UW」(御安航を祈る)をマストに掲げ見送る.
一方,日本丸は「UW1」(見送りに感謝)の旗で答え,帆船の最高位の儀式「登檣礼」に実習生揃って高いヤードに立ち,「ごきげんよう」と声高々勇ましく挨拶して遠洋航海へと出航する.
日本丸,36 枚の帆が大海原の貿易風を受けて波しぶきあげ,揚々と航海する優美な姿から「太平洋の白鳥」とも呼ばれる.
脊髄損傷による肢体障害で不自由ながら,日本丸の勢いよく帆走する情景に活力を得,五感で描いた.夢描く楽しみも,リハビリ努力の甲斐あり.日頃,御世話になる先生方へ感謝の日々です.
元航海実習生,日本丸ボランティア会員