認知症のある人の生活と作業療法【第3版】
定価:3,850円(本体3,500円+税)
商品コード: ISBN978-4-89590-829-0
内容紹介
認知症のある人が安定した日々を過ごせる支援を!好評書の第3版!
作業療法士は認知症のある人の生活を観察して、その困難なポイントを見出します。これを「生活行為の工程分析」と呼びます。全面改訂した第3版となる本書では、この「工程分析」の方法を、事例と共に詳しく追記しています。また他にも、認知症に罹患しても、作業療法士や周囲の支援によって、これまでの人生経験を活かしながら本人らしく暮らす事例を多く紹介しています。作業療法士養成課程の教科書として誕生した本書は、より実践的な内容へと改訂を重ねてきました。第3版では、臨床経験の豊富な谷川氏を共著者にむかえ、事例を増やし、より幅広い層に理解しやすい内容となりました。支援の考え方や支援方法は、作業療法士のみならず、関連職種にも参考になるものとなっています。作業療法の初学者はもちろんのこと、介護をする家族や、認知症支援に関わる多職種にも、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
目次
第1章 認知症のある人に対する作業療法
1-1 認知症のある人に対する作業療法の目的
1-2 認知症のある人に対する作業療法事例
1-3 認知症のある人と支援者の関わり
第2章 認知症のある人はどのような人か
2-1 認知症のある人はどのような人か
2-2 どのような時に元気なのか?
第3章 高齢期にある人とは?
3-1 高齢期とは
3-2 平均寿命と健康寿命
3-3 高齢者自身がつくる豊かな生活
3-4 老化
3-5 老年期の心理(高齢期うつ病・うつ状態)
3-6 老化に起因する不自由
3-7 地域関連,社会参加
3-8 高齢者の暮らし
第4章 認知症を取り巻く社会の歴史と背景
4-1 認知症の歴史
4-2 認知症基本法の成立
4-3 共生する社会を目指して
第5章 認知症の基礎知識
5-1 認知症とは
5-2 認知症の症状
5-3 認知症の治療
第6章 主な認知症と作業療法
6-1 アルツハイマー病(Alzheimer’s Disease:AD)
6-2 血管性認知症(vascular dementia:VaD)
6-3 レビー小体型認知症(dementia with Lewy Bodies:DLB)
6-4 前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia:FTD)
6-5 軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)
第7章 評価
7-1 生活する人を評価する
7-2 情報の収集
7-3 面接
7-4 観察
7-5 検査・測定
7-6 評価のまとめ
7-7 生活行為向上マネジメント
第8章 生活行為の工程分析と活用―作業療法技術を生かす
8-1 なぜ,生活行為の工程分析が必要か
8-2 生活行為と作業療法技術
8-3 生活行為の連続性
8-4 生活行為に活かす作業療法技術
8-5 工程分析
8-6 工程分析を用いた直接援助の技術的側面
8-7 工程分析を用いた間接援助の技術的側面
8-8 工程分析の発展性
8-9 作業療法技術としての工程分析
第9章 介入と援助
9-1 作業療法士の関わりのポイント
9-2 認知機能障害に対する援助
9-3 行動・心理症状(BPSD)に対する援助
9-4 保たれている機能に対するアプローチ
9-5 基本的生活に対する援助
9-6 IADLに対する援助
9-7 その人にとって意味のある生活行為
9-8 役割活動の援助
9-9 対人関係を構築する援助
9-10 余暇活動に対する援助
9-11 環境調整
第10章 作業療法は参加に向かって
10-1 ICFと活動・参加
10-2 コロナ禍を経験後の参加
10-3 人とのつながりから参加へ
10-4 地域の交流の場つくり
10-5 認知症のある人の有償ボランティア
10-6 楽しみがつくりだす仲間
第11章 家族に対する支援
11-1 家族支援と日本の動向
11-2 家族のおかれている状況
11-3 家族の心理
11-4 家族支援の目標
11-5 家族支援の具体的内容
11-6 家族をとりまく支援①-一体的支援プログラム
11-7 家族をとりまく支援②-さまざまな支援体制
1-1 認知症のある人に対する作業療法の目的
1-2 認知症のある人に対する作業療法事例
1-3 認知症のある人と支援者の関わり
第2章 認知症のある人はどのような人か
2-1 認知症のある人はどのような人か
2-2 どのような時に元気なのか?
第3章 高齢期にある人とは?
3-1 高齢期とは
3-2 平均寿命と健康寿命
3-3 高齢者自身がつくる豊かな生活
3-4 老化
3-5 老年期の心理(高齢期うつ病・うつ状態)
3-6 老化に起因する不自由
3-7 地域関連,社会参加
3-8 高齢者の暮らし
第4章 認知症を取り巻く社会の歴史と背景
4-1 認知症の歴史
4-2 認知症基本法の成立
4-3 共生する社会を目指して
第5章 認知症の基礎知識
5-1 認知症とは
5-2 認知症の症状
5-3 認知症の治療
第6章 主な認知症と作業療法
6-1 アルツハイマー病(Alzheimer’s Disease:AD)
6-2 血管性認知症(vascular dementia:VaD)
6-3 レビー小体型認知症(dementia with Lewy Bodies:DLB)
6-4 前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia:FTD)
6-5 軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)
第7章 評価
7-1 生活する人を評価する
7-2 情報の収集
7-3 面接
7-4 観察
7-5 検査・測定
7-6 評価のまとめ
7-7 生活行為向上マネジメント
第8章 生活行為の工程分析と活用―作業療法技術を生かす
8-1 なぜ,生活行為の工程分析が必要か
8-2 生活行為と作業療法技術
8-3 生活行為の連続性
8-4 生活行為に活かす作業療法技術
8-5 工程分析
8-6 工程分析を用いた直接援助の技術的側面
8-7 工程分析を用いた間接援助の技術的側面
8-8 工程分析の発展性
8-9 作業療法技術としての工程分析
第9章 介入と援助
9-1 作業療法士の関わりのポイント
9-2 認知機能障害に対する援助
9-3 行動・心理症状(BPSD)に対する援助
9-4 保たれている機能に対するアプローチ
9-5 基本的生活に対する援助
9-6 IADLに対する援助
9-7 その人にとって意味のある生活行為
9-8 役割活動の援助
9-9 対人関係を構築する援助
9-10 余暇活動に対する援助
9-11 環境調整
第10章 作業療法は参加に向かって
10-1 ICFと活動・参加
10-2 コロナ禍を経験後の参加
10-3 人とのつながりから参加へ
10-4 地域の交流の場つくり
10-5 認知症のある人の有償ボランティア
10-6 楽しみがつくりだす仲間
第11章 家族に対する支援
11-1 家族支援と日本の動向
11-2 家族のおかれている状況
11-3 家族の心理
11-4 家族支援の目標
11-5 家族支援の具体的内容
11-6 家族をとりまく支援①-一体的支援プログラム
11-7 家族をとりまく支援②-さまざまな支援体制
【著】
守口恭子(健康科学大学名誉教授)
谷川良博(令和健康科学大学リハビリテーション学部准教授)
※第3版ではタイトルの一部を改題しています。
本書は未刊です。12/13(金)発売予定です。