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第19回勇気ある経営大賞

純粋失読 書けるのに読めない

定価:1,980円(本体1,800円+税)

商品コード: ISBN978-4-89590-182-6

四六 / 240頁 / 2002年
【監修】 錦森淑子(広島県立保健福祉大学教授)
【著】 土本亜理子(フリーライター)

内容紹介

ある日突然、字が読めなくなる。目は見えているのに、書くことはできるのに、いま自分で書いたばかりの字が読めない・・・。こんなことを想像できますか? 書けるのに読めない障害である「純粋失読」を、あなたはご存じでしょうか?
本書では、フリーライターの土本亜理子が、当事者、家族、専門家に徹底取材し、渾身の力でその実態に迫る。

目次

第1章
純粋失読を抱えて 岡田尚治さんと和子さんの五年間の記録
  1.  発病
  2.  二人のリハビリ
  3.  日常生活と障害
  4.  言語評価とリハビリテーション
  5.  「脳の代わり」を使って
  6.  失語症の仲間と出会う
  7.  退職、そして新しい世界へ
  8.  岡田さんのリハビリテーションの経過について
   <錦森淑子STに聞く>

第2章
純粋失読とは何か なぜ書けるのに読めないのか
  1.  純粋失読とは何か
   <岩田誠教授に聞く>
  2.  イギリスと日本、読みの障害の比較を通して
   <カラリン・パターソン博士に聞く>

第3章
聞き書き「読めない世界」を体験して
  1.  姉が買ってきてくれた『ダンボ』の絵本が読めなくて…・・・木睦子
  2.  もう一度、大好きな小説を読みたい・・・高橋富子
  3.  今は「仕事の神様」がくれた休日だと思っています・・・小森律子

第4章
座談会 私が社会復帰できたのは
  1.  座談会 ある純粋失読症者の社会復帰を通して・・・臼田英太郎・米子, 笹沼澄子
  2.  座談会を終えて
  3.  臼田さんご夫妻にお会いして・・・笹沼澄子

第5章
高次脳機能障害をもつ人たちの社会的状況

資料 パンフレット「高次脳機能障害の理解のために」
主な参考資料
純粋失読および高次脳機能障害の理解のための読書案内
関連団体連絡先