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第19回勇気ある経営大賞

老人施設のリハビリテーション

定価:2,670円(本体2,427円+税)

商品コード: ISBN978-4-89590-041-6

B5 / 160頁 / 1995年
【編集】 四天王寺悲田院施設リハビリテーション研究会

内容紹介

寝たきり、寝かせきりにしないための身体的な機能の生かし方、痴呆への対応、グループ活動やレクリエーションの中での社会性の回復、言語障害への対応、施設適応への援助など、日々の介護に役立つ具体的な実践のしかたを豊富なイラストでわかりやすく記述。

目次

1章 老人施設とリハビリテーション
 1 老人福祉の体系
  (1)高齢者施設の概要
  (2)要援護老人の利用できる施設
 2 施設の機能と目的
 3 家庭での生活を目指して(老人保健施設の場合)
 4 施設生活の長所と短所
 5 施設入所者の理解
  (1)過去の生活状況の把握
  (2)心身の健康状態の把握
  (3)施設入所によって生じる問題
 6 処遇とリハビリテーション
  (1)処遇とは? リハビリテーションとは?
  (2)リハビリテーションの目的は?―自分らしい生活を再獲得していくこと
  (3)リハビリテーションをうまく導入するために―生活の中にリハビリテーションの方法を生かしていくには
  (4)入所者はどんなタイプですか?
  (5)生活を援助するための視点は?―主体性のある生活への援助のために
  (6)自立への援助の考え方―できることは決して手伝わないのか
 7 ADLとQOL
  (1)ADLとは
  (2)ADLの自立と生活の質
  (3)QOLとは
  (4)QOLの評価
  (5)人間の楽しみとは

2章 精神面の援助
 1 新しい環境への適応のために
  (1)適応の過程
  (2)適応への援助
 2 豊かな人間関係のために
  (1)信頼関係
  (2)人格を受け入れること
  (3)人格のかたよりと接し方
  (4)入所者同士の人間関係
 3 意欲を起こすために
  (1)欲求を満たすこと
  (2)意欲を阻害するものとの対処の仕方
 4 訴えをいかにきくか
  (1)アクティブ・リスニングのすすめ
  (2)からだの異常の訴え
  (3)依存
  (4)攻撃

3章 運動機能に応じたアプローチとマネジメント
 1 歩ける人
  (1)歩行の効率を悪くする因子
  (2)観察すること
  (3)このレベルの目標
  (4)生活の中でのリハビリテーション
  (5)QOLの向上のために
  (6)歩ける人の訓練
  (7)体力の低下
 2 立てるが歩けない人
  (1)歩くことを阻害する因子
  (2)観察すること
  (3)このレベルの目標
  (4)生活の中でのリハビリテーション
  (5)QOLの向上のために
  (6)立てるが歩けない人の訓練
 3 一人で起きられるが立てない人
  (1)立つことを阻害する因子
  (2)観察すること
  (3)このレベルの目標
  (4)生活の中でのリハビリテーション
  (5)ベッド周囲の環境など
  (6)一人で起きられるが立てない人の訓練
 4 一人では起きられないが起こせば座っていられる人
  (1)一人で起きることを阻害する因子
  (2)観察すること
  (3)このレベルの目標
  (4)生活の中でのリハビリテーション
  (5)一人では起きられないが起こせば座っていられる人の訓練
 5 何とか起こせる人
  (1)座ることを阻害する因子
  (2)観察すること
  (3)このレベルの目標
  (4)生活の中でのリハビリテーション
  (5)QOLの向上のために
  (6)何とか起こせる人の訓練
 6 どうしても起こせない人
  (1)起きることを阻害する因子
  (2)観察すること
  (3)このレベルの目標
  (4)生活の中でのリハビリテーション
  (5)QOLの向上のために
  (6)どうしても起こせない人の訓練

4章 グループ活動
 1 グループ活動の意義
  (1)目的
  (2)種類
 2 グループ活動の選択
  (1)選択のポイント
  (2)楽しみ方のいろいろ
 3 機能維持的な視点からみたレクリエーション
  (1)体重負荷の練習
  (2)バランス機能
  (3)からだの柔軟性を保つ
  (4)体力をつける
 4 精神機能からみたレクリエーション
  (1)知的機能への働きかけ
  (2)感情面への働きかけ
 5 計画の手順と立案
  (1)プログラムを立てるときに考える要素
  (2)ゲームの種類と工夫
  (3)活動計画の手順
 6 グループ活動の実際
  (1)目的を明確にする
  (2)全体行事として
  (3)クラブ活動として
  (4)居室単位で
 7 レクリエーションの実際
  (1)声かけ、参加の促し
  (2)出席をとる
  (3)体操
  (4)プログラムの中心となる種目
  (5)自己表現の場
  (6)役割づくり

5章 痴呆の強い場合
 1 痴呆の理解と対応
 2 不安からの開放
  (1)生活の安定
  (2)精神の安定
  (3)問題行動と対応の仕方
 3 不安を忘れられる場の提供
  (1)活動の導入―作業療法とレクリエーション
  (2)活動の実際―身近な材料を使ってやってみましょう
 4 痴呆性老人のグループ活動の実際

6章 コミュニケーション障害者のリハビリ
 1 コミュニケーション障害とは
  (1)コミュニケーションの大切さ
  (2)話すということ
 2 痴呆症
  (1)痴呆症とは
  (2)症状
  (3)接し方
 3 聴力の低下(老人性難聴)
  (1)老人性難聴とは
  (2)症状
  (3)接し方
 4 失語症
  (1)失語症とは
  (2)症状
  (3)接し方
 5 運動性構音障害
  (1)運動性構音障害とは
  (2)症状
  (3)接し方
 6 コミュニケーション障害者のリハビリ
  (1)接し方10カ条
  (2)個別編
  (3)集団編
 7 食べることが困難な人に対して
  (1)こういった場合の3つのポイント
  (2)救急法

7章 介護者のリハビリ
 1 チームワーク―施設における老人中心の処遇のために
  (1)情報の提供
  (2)症例検討会の開き方
 2 介護者の腰痛対策
  (1)腰痛の危険度チェック
  (2)腰痛の原因
  (3)腰痛を起こさないための体の使い方
  (4)各場面での腰痛予防姿勢
  (5)腰痛予防のための体操
  (6)腰痛が起こってしまったら