痴呆性老人のユースフルアクティビティ
内容紹介
患者家族からケアワーカー・セラピストに至るまで、痴呆性老人に関わるすべての人の必読書
痴呆性老人の全体像を的確に捉え、適切なケアとセラピーを提供するための基礎知識と関わり方の基本が、豊富な事例を交えながら懇切丁寧に説かれている。 140種目にも及ぶ充実した付録・盛り沢山のアクティビティ・日本語版メニュー満載。患者家族からケアワーカー・セラピストに至るまで、痴呆性老人に関わるすべての人の必読書。
目次
序 痴呆性老人のセラピーとケアをはじめる前に
(竹内孝仁)
1 「痴呆性老人」とは何か
1精神障害としてのとらえ方
2精神障害のパラダイム
3精神障害へのアプローチ-「症状」
4セラピー、ケアの位置づけ
2 環境(状況)との適応の構造
3「異常行動」のメカニズム
1生理的なボケと痴呆性老人
2ボケから痴呆性老人へ
3身体的障害、寝たきりと痴呆
4 セラピーの基本理論
1全体的枠組み
〔社会的な老いの受容〕
〔個としての老いの受容〕
2認知と行動へのアプローチ
〔コミニュケーション〕
5 セラピーとケア
1章 正常な老化
1 正常な老化を知る
2 老いに対する考え方
1老化の利点
3 老化を考えるための注意事項
4 認知機能
1痴呆と認知機能
5 感覚
6 視力
1視覚低下に対する環境整備
2視力低下に対する個別の対応
3痴呆と視力障害
7 聴力
1聴覚の変化
2難聴に対する環境整備
3聴覚障害に対する個別の対応
4聴覚障害を補う手段
5補聴器など
6痴呆と聴力障害
8 嗅覚
1嗅覚障害に対する環境整備
2痴呆と嗅覚
9 味覚
1味覚の障害への対策
2痴呆と低下した味覚
10 体性感覚
1触覚
2痛覚
3温覚
4固有感覚(身体部分の位置覚)、運動覚(身体の動いている感覚)
5感覚障害に対する対策
11 前庭機能
12 骨、関節、筋
1骨
2関節
3筋
4骨、関節、筋の変化への対策
5痴呆と運動
13 皮膚
1対策
14 睡眠
1適切な睡眠を促進するための方策
15 転倒の危険性
1転倒予防の対策
16 自立を可能にする援助に関する注意
2章 アルツハイマー病と関連疾患
1 痴呆とは何か
1痴呆を起こす疾患
2痴呆の疫学
2 アルツハイマー病
1アルツハイマー病とは
2アルツハイマー病の進行
3アルツハイマー病の初期(軽度の障害)
4アルツハイマー病の中期(中程度の障害)
5アルツハイマー病の進行期(重度の障害)
6アルツハイマー病の末期
3 その他の疾患を起こす疾患
1多発脳梗塞性痴呆
2クロイツフェルト-ヤコブ病
3慢性アルコール中毒
4パーキンソン病
5ピック病
4 痴呆の診断
5 痴呆で残存する機能
1感情と感情の記憶
2感覚
3基本的運動機能
4社会性、社会的動作
5手続き記憶、週間
6長期記憶
7ユーモアのセンス
6 失われる機能
7 認知または神経の徴候
1記憶障害
2失語
3失行
4認知の問題
8 高次脳機能
1注意
2抽象的思考
3判断
4問題解決(理論)
9 行動、または精神病的特徴
1破局反応
2うつ
3妄想
4睡眠の障害
5幻覚
6保続
7落ち着きのなさ
8疑い深さ
9徘徊
10 身体症状
11 機能障害
12 過剰な障害
1他の疾患
2薬剤
3疲労、ストレス
4介護者の期待の低下
5感覚遮断
13 痴呆の患者に対する「治療ニヒリズム」
1なぜ治療するのか?
3章 コミニュケーション
1 痴呆とコミニュケーション障害
2残存しているコミニュケーション能力
1非言語的コミニュケーションの残存
2会話の構造の保持
3コミニュケーションの欲求
3 コミニュケーション障害の状態
1初期
1. 1隠される記憶障害
2中期
3晩期
4 言語的コミニュケーションを改善するためのアドバイス
1一人前の大人としての扱い
2正しい名前での呼びかけ
3情緒的なメッセージの確認
4患者の誤りへの対応
5再確認の重視
6患者とコミニュケーションをとるときの具体的な留意点
5 非言語的コミニュケーション
1接触
1. 1 接触の意義
1. 2 接触の効果
1. 3 接触をする場合の留意点
2原始反射
3身の回りのものへの接触
4ジェスチャー
5態度
6表情
6 結論
4章 グループ活動
1 グループ活動の理論
1発達論的視点から見た老年期と痴呆
2ニードの階層と痴呆患者
2 アクティビティと加齢
1痴呆とアクティビティ
3 学習された無気力
4 痴呆と環境
1機能的行動を促進する環境
2バランスのとれた環境設定の必要
3痴呆患者の機能を補う環境
4心理的環境
5 現実認識療法
1現実認識療法とは
2効果の検討
6 回想
7 感覚刺激
8 行動学的アプローチ
1痴呆と行動学的アプローチ
2行動療法の実施上の留意点
9 治療グループの理論
1なぜ認知障害の老人にグループ活動させるのか?
2痴呆患者にとってのグループの意義化
10 グループをリードする際のガイドライン
11 アクティビティの選択と計画
1治療アクティビティにおける人生の役割の継続
2アクティビティ選択のガイドライン
3アクティビティの計画を立てるためのガイドライン
12 目標の設定
1目標設定のガイドライン
2目標達成の評価
13 グループの環境
1雰囲気
2物理的環境
14 アクティビティの段階的な実施と分析的評価
1アクティビティの段階付け
2能力に応じたアクティビティの方法
3最終目標とする活動からの逆のぼり
4アクティビティを段階に分けて、何回かで実施する
5アクティビティの分析的評価の意義
6アクティビティの分析的評価の例
15 グループ参加者の評価
1背景情報
2背景情報の構成
3グループ活動前評価
4グループ活動実施中の患者の評価
5アクティビティの計画と個人評価の反映
6評価の継続の必要
16 問題行動とグループ活動
1問題行動を予防する方法
2問題行動への個別対処法
5章 治療アクティビティの実際
1 日常生活動作の訓練
1痴呆による日常生活動作の低下
1. 1 施設における対応の問題点
1. 2 患者を自立させることの効用
2日常生活動作自立を可能にするための方法
3食事グループ
3. 1 朝食または昼食のクラブのグループ
3. 2 朝食グループの手順の例
3. 3 昼食グループの料理の例
4整容
2 調理
1調理グループ活動の目標
2調理グループで選ぶべき料理
3実施上、特に注意すべき点
4基本的手順
5参加者の能力への配慮
6調理法についての留意点
7料理の手引き
8掲示法
9個別指導
10機具と材料の準備
11必要な時間
12人数と参加者の習熟度
13焼いている間のアクティビティ
3 手工芸
1大人向けの内容の選択
2目的、用途の明確性
3障害、残存機能に応じた内容、レベルの選択
4手続き記憶、長期記憶との結びつき
5自己表現の場としての手工芸
6危険物への配慮
4 園芸
1治療としての園芸の目標
2園芸アクティビティの選択
3園芸アクティビティの基本的な進め方
4光
5土
6水
7温度
8虫と病気の管理
9施肥
10挿し木のしかた
11屋外のコンテナガーデン
12屋外の庭
13資料
5 子供たちとの交流
1交流の目標、適正の見極め
2若年代との交流アクティビティの目標
3世代間の交流アクティビティの計画
6 運動
1運動プログラムのゴール
2参加者の選定
3注意
4運動アクティビティのガイドライン
5様々な道具と運動のの例
7 音楽
1治療としての音楽の目標
2リーダーの音楽的素養の必要
3患者を音楽に導く方法
4曲、楽器の選定
5その他の留意点
8 ペット
1ペットを使ったアクティビティの目標
2参加者の選択
3動物の選択
4外部からの訪問と飼育の違い
5ペットの訪問の場合の留意点、手順
6ペットを飼育する場合の留意点
7その他のペットのプログラム
9 宗教活動
1宗教活動の援助の必要と宗派への配慮
2痴呆患者において、なぜ、宗教活動を考えるか?
3宗教活動の実施上の留意点
10 視覚その他の表現の芸術
1創造的な著作
2映画
3カセットテープ
4スライド
5映画の資料
6写真
7詩
付録 5-A 料理のしかた
おせち料理
昆布巻き
きんとん
紅白なます
七草粥
かきもち
三色おはぎ
水ようかん
草もち
柏もち
切り干し芋
芋ようかん
干し飯あられ
大学芋
お月見のお団子
白玉団子
蒸しパン(プラム入り蒸しパン)
ところてん
野菜のぬか漬け
干し柿
そば打ち
付録 5-B 手工芸のアクティビティ
枕
壁に掛ける写真のフレーム
木工
折り紙
和紙のちぎり絵
水墨画
陶芸
絞り染
織物
籐細工
昔の日本の玩具
竹馬
竹とんぼ
竹鉄砲
パチンコ
水鉄砲
お手玉
ぶんぶんゴマ
草笛
草舟
花飾り
草花の人形
紙相撲
糸電話
付録 5-C
フラワーアレンジメント(生け花)
テラリウム(ガラス容器や瓶の中で作られたミニチュアガーデン)
ハーブ
キャンドル
ソープ
注連縄(しめなわ)
菖蒲湯
ゆず湯
盆栽
おじぎそう
押し花
ドライフラワー
芋判
6章 回想グループ
1 回想とは何か
1なぜ、グループで回想を強調するのか?
2痴呆患者にとっての回想グループ活動の意義
3回想グループの理論
3. 1 バトラーの人生を振り返る回想の理論
3. 2 回想の類型に関する理論
3. 3 加齢による回想の性質。機能の変化
3. 4 まとめ
2 回想の効果に関する実証的研究
1認知障害を有する老人の回想に関する研究
1. 1 回想と社会性
1. 2 回想と最近の出来事についての討論の比較
1. 3 家族と回想
1. 4 回想グループ活動の看護スタッフに対する影響
1. 5 回想と自我統合等
2回想による治療の実証的な効果についてのまとめ
3諸研究が回想グループについて示唆するもの
3 グループによる回想の実施法法
1具体的目標
2参加者の選択
3環境設定
4時間
5グループの規模
6参加者の評価
7グループの形式
8グループ実施の手順
9終了/日常への橋渡し
10小道具の使い方
11悲しい思い出 4 回想グループのテーマ
付録6 月ごとのテーマ
家庭の冬の夜
春への希望
カメラ/写真
列車/電車
ペット
春/花見/花祭り
庭の園芸
野球
相撲
釣り
学校での日々
母の日
音楽/映画
農業(田植え)
花/植物/庭
結婚
乗り物/電化製品
時計/時間
秋の収穫(稲刈り)/秋祭り
電話
〈日本語版のための追加〉
1月:元旦、新年-1
1月:新年-2
2月:節分
2月:建国記念日
3月:ひな祭り
3月:東京大空襲
3月:春分の日/彼岸
4月:みどりの日(昭和天皇誕生日、天長節)
5月:子供の日
6月:梅雨/衣替え
7月:七夕
8月:お盆
8月:夏の楽しみ
8月:終戦記念日
9月:月見
10月:体育の日
11月:文化の日
11月:七五三
12月:冬至
12月:クリスマス
12月:大晦日
7章 グループによる感覚刺激
1 感覚刺激
1感覚刺激とは何か?
2感覚刺激の目的
3痴呆患者にとって適切な反応をすることの意義は何か?
2 感覚刺激の基礎になる理論
1感覚遮断
2感覚入力水準
3悪循環
4適切な感覚刺激の必要:悪循環を絶つために
5なぜ通常のアクティビティで同じ効果が得られないか?
6日常生活における感覚刺激ではなぜ不十分か?
7感覚統合と感覚刺激の違いは何か?
3 感覚刺激の有効性の研究
4 感覚刺激グループの実施法法
1具体的目標
2参加者の選定
3環境設定
4時間
5グループの規模
6参加者の評価
7平行提示の方式
8感覚の手がかりの提示方法
9有効な感覚刺激
5 各感覚の特徴と提示法
1嗅覚
2運動感覚
3触覚
4四角
5聴覚
6味覚
7個人のアクティビティ
6 感覚刺激グループの実施法
7 感覚刺激のバリエーション
1食事による感覚刺激
2日常生活動作での感覚刺激
3見舞客が与える感覚刺激
付録 7 感覚の手掛かり
家庭の冬の夜
春への希望
室内の園芸
カメラ/写真
列車/電車
ペット
春/花見/花祭り
庭の園芸
野球/相撲
釣り
学校での日々
屋外の園芸
母の日
音楽
農業(田植え)
花/植物/庭
結婚
庭の収穫
時計/時間
秋の収穫(稲刈り)/秋祭り
電話
手芸/縫い物
〈日本語版のための追加〉
1月:新年
1月:七草粥
2月:節分
3月:ひな祭り
3月:春分の日
4月:みどりの日(昭和天皇誕生日、天長節)
5月:子供の日(端午の節句)
6月:衣替え
7月:七夕
8月:お盆
8月:夏の楽しみ
8月:終戦記念日
9月:月見
10月:体育の日
11月:七五三
12月:冬至
12月:クリスマス
12月:大晦日
索引
(竹内孝仁)
1 「痴呆性老人」とは何か
1精神障害としてのとらえ方
2精神障害のパラダイム
3精神障害へのアプローチ-「症状」
4セラピー、ケアの位置づけ
2 環境(状況)との適応の構造
3「異常行動」のメカニズム
1生理的なボケと痴呆性老人
2ボケから痴呆性老人へ
3身体的障害、寝たきりと痴呆
4 セラピーの基本理論
1全体的枠組み
〔社会的な老いの受容〕
〔個としての老いの受容〕
2認知と行動へのアプローチ
〔コミニュケーション〕
5 セラピーとケア
1章 正常な老化
1 正常な老化を知る
2 老いに対する考え方
1老化の利点
3 老化を考えるための注意事項
4 認知機能
1痴呆と認知機能
5 感覚
6 視力
1視覚低下に対する環境整備
2視力低下に対する個別の対応
3痴呆と視力障害
7 聴力
1聴覚の変化
2難聴に対する環境整備
3聴覚障害に対する個別の対応
4聴覚障害を補う手段
5補聴器など
6痴呆と聴力障害
8 嗅覚
1嗅覚障害に対する環境整備
2痴呆と嗅覚
9 味覚
1味覚の障害への対策
2痴呆と低下した味覚
10 体性感覚
1触覚
2痛覚
3温覚
4固有感覚(身体部分の位置覚)、運動覚(身体の動いている感覚)
5感覚障害に対する対策
11 前庭機能
12 骨、関節、筋
1骨
2関節
3筋
4骨、関節、筋の変化への対策
5痴呆と運動
13 皮膚
1対策
14 睡眠
1適切な睡眠を促進するための方策
15 転倒の危険性
1転倒予防の対策
16 自立を可能にする援助に関する注意
2章 アルツハイマー病と関連疾患
1 痴呆とは何か
1痴呆を起こす疾患
2痴呆の疫学
2 アルツハイマー病
1アルツハイマー病とは
2アルツハイマー病の進行
3アルツハイマー病の初期(軽度の障害)
4アルツハイマー病の中期(中程度の障害)
5アルツハイマー病の進行期(重度の障害)
6アルツハイマー病の末期
3 その他の疾患を起こす疾患
1多発脳梗塞性痴呆
2クロイツフェルト-ヤコブ病
3慢性アルコール中毒
4パーキンソン病
5ピック病
4 痴呆の診断
5 痴呆で残存する機能
1感情と感情の記憶
2感覚
3基本的運動機能
4社会性、社会的動作
5手続き記憶、週間
6長期記憶
7ユーモアのセンス
6 失われる機能
7 認知または神経の徴候
1記憶障害
2失語
3失行
4認知の問題
8 高次脳機能
1注意
2抽象的思考
3判断
4問題解決(理論)
9 行動、または精神病的特徴
1破局反応
2うつ
3妄想
4睡眠の障害
5幻覚
6保続
7落ち着きのなさ
8疑い深さ
9徘徊
10 身体症状
11 機能障害
12 過剰な障害
1他の疾患
2薬剤
3疲労、ストレス
4介護者の期待の低下
5感覚遮断
13 痴呆の患者に対する「治療ニヒリズム」
1なぜ治療するのか?
3章 コミニュケーション
1 痴呆とコミニュケーション障害
2残存しているコミニュケーション能力
1非言語的コミニュケーションの残存
2会話の構造の保持
3コミニュケーションの欲求
3 コミニュケーション障害の状態
1初期
1. 1隠される記憶障害
2中期
3晩期
4 言語的コミニュケーションを改善するためのアドバイス
1一人前の大人としての扱い
2正しい名前での呼びかけ
3情緒的なメッセージの確認
4患者の誤りへの対応
5再確認の重視
6患者とコミニュケーションをとるときの具体的な留意点
5 非言語的コミニュケーション
1接触
1. 1 接触の意義
1. 2 接触の効果
1. 3 接触をする場合の留意点
2原始反射
3身の回りのものへの接触
4ジェスチャー
5態度
6表情
6 結論
4章 グループ活動
1 グループ活動の理論
1発達論的視点から見た老年期と痴呆
2ニードの階層と痴呆患者
2 アクティビティと加齢
1痴呆とアクティビティ
3 学習された無気力
4 痴呆と環境
1機能的行動を促進する環境
2バランスのとれた環境設定の必要
3痴呆患者の機能を補う環境
4心理的環境
5 現実認識療法
1現実認識療法とは
2効果の検討
6 回想
7 感覚刺激
8 行動学的アプローチ
1痴呆と行動学的アプローチ
2行動療法の実施上の留意点
9 治療グループの理論
1なぜ認知障害の老人にグループ活動させるのか?
2痴呆患者にとってのグループの意義化
10 グループをリードする際のガイドライン
11 アクティビティの選択と計画
1治療アクティビティにおける人生の役割の継続
2アクティビティ選択のガイドライン
3アクティビティの計画を立てるためのガイドライン
12 目標の設定
1目標設定のガイドライン
2目標達成の評価
13 グループの環境
1雰囲気
2物理的環境
14 アクティビティの段階的な実施と分析的評価
1アクティビティの段階付け
2能力に応じたアクティビティの方法
3最終目標とする活動からの逆のぼり
4アクティビティを段階に分けて、何回かで実施する
5アクティビティの分析的評価の意義
6アクティビティの分析的評価の例
15 グループ参加者の評価
1背景情報
2背景情報の構成
3グループ活動前評価
4グループ活動実施中の患者の評価
5アクティビティの計画と個人評価の反映
6評価の継続の必要
16 問題行動とグループ活動
1問題行動を予防する方法
2問題行動への個別対処法
5章 治療アクティビティの実際
1 日常生活動作の訓練
1痴呆による日常生活動作の低下
1. 1 施設における対応の問題点
1. 2 患者を自立させることの効用
2日常生活動作自立を可能にするための方法
3食事グループ
3. 1 朝食または昼食のクラブのグループ
3. 2 朝食グループの手順の例
3. 3 昼食グループの料理の例
4整容
2 調理
1調理グループ活動の目標
2調理グループで選ぶべき料理
3実施上、特に注意すべき点
4基本的手順
5参加者の能力への配慮
6調理法についての留意点
7料理の手引き
8掲示法
9個別指導
10機具と材料の準備
11必要な時間
12人数と参加者の習熟度
13焼いている間のアクティビティ
3 手工芸
1大人向けの内容の選択
2目的、用途の明確性
3障害、残存機能に応じた内容、レベルの選択
4手続き記憶、長期記憶との結びつき
5自己表現の場としての手工芸
6危険物への配慮
4 園芸
1治療としての園芸の目標
2園芸アクティビティの選択
3園芸アクティビティの基本的な進め方
4光
5土
6水
7温度
8虫と病気の管理
9施肥
10挿し木のしかた
11屋外のコンテナガーデン
12屋外の庭
13資料
5 子供たちとの交流
1交流の目標、適正の見極め
2若年代との交流アクティビティの目標
3世代間の交流アクティビティの計画
6 運動
1運動プログラムのゴール
2参加者の選定
3注意
4運動アクティビティのガイドライン
5様々な道具と運動のの例
7 音楽
1治療としての音楽の目標
2リーダーの音楽的素養の必要
3患者を音楽に導く方法
4曲、楽器の選定
5その他の留意点
8 ペット
1ペットを使ったアクティビティの目標
2参加者の選択
3動物の選択
4外部からの訪問と飼育の違い
5ペットの訪問の場合の留意点、手順
6ペットを飼育する場合の留意点
7その他のペットのプログラム
9 宗教活動
1宗教活動の援助の必要と宗派への配慮
2痴呆患者において、なぜ、宗教活動を考えるか?
3宗教活動の実施上の留意点
10 視覚その他の表現の芸術
1創造的な著作
2映画
3カセットテープ
4スライド
5映画の資料
6写真
7詩
付録 5-A 料理のしかた
おせち料理
昆布巻き
きんとん
紅白なます
七草粥
かきもち
三色おはぎ
水ようかん
草もち
柏もち
切り干し芋
芋ようかん
干し飯あられ
大学芋
お月見のお団子
白玉団子
蒸しパン(プラム入り蒸しパン)
ところてん
野菜のぬか漬け
干し柿
そば打ち
付録 5-B 手工芸のアクティビティ
枕
壁に掛ける写真のフレーム
木工
折り紙
和紙のちぎり絵
水墨画
陶芸
絞り染
織物
籐細工
昔の日本の玩具
竹馬
竹とんぼ
竹鉄砲
パチンコ
水鉄砲
お手玉
ぶんぶんゴマ
草笛
草舟
花飾り
草花の人形
紙相撲
糸電話
付録 5-C
フラワーアレンジメント(生け花)
テラリウム(ガラス容器や瓶の中で作られたミニチュアガーデン)
ハーブ
キャンドル
ソープ
注連縄(しめなわ)
菖蒲湯
ゆず湯
盆栽
おじぎそう
押し花
ドライフラワー
芋判
6章 回想グループ
1 回想とは何か
1なぜ、グループで回想を強調するのか?
2痴呆患者にとっての回想グループ活動の意義
3回想グループの理論
3. 1 バトラーの人生を振り返る回想の理論
3. 2 回想の類型に関する理論
3. 3 加齢による回想の性質。機能の変化
3. 4 まとめ
2 回想の効果に関する実証的研究
1認知障害を有する老人の回想に関する研究
1. 1 回想と社会性
1. 2 回想と最近の出来事についての討論の比較
1. 3 家族と回想
1. 4 回想グループ活動の看護スタッフに対する影響
1. 5 回想と自我統合等
2回想による治療の実証的な効果についてのまとめ
3諸研究が回想グループについて示唆するもの
3 グループによる回想の実施法法
1具体的目標
2参加者の選択
3環境設定
4時間
5グループの規模
6参加者の評価
7グループの形式
8グループ実施の手順
9終了/日常への橋渡し
10小道具の使い方
11悲しい思い出 4 回想グループのテーマ
付録6 月ごとのテーマ
家庭の冬の夜
春への希望
カメラ/写真
列車/電車
ペット
春/花見/花祭り
庭の園芸
野球
相撲
釣り
学校での日々
母の日
音楽/映画
農業(田植え)
花/植物/庭
結婚
乗り物/電化製品
時計/時間
秋の収穫(稲刈り)/秋祭り
電話
〈日本語版のための追加〉
1月:元旦、新年-1
1月:新年-2
2月:節分
2月:建国記念日
3月:ひな祭り
3月:東京大空襲
3月:春分の日/彼岸
4月:みどりの日(昭和天皇誕生日、天長節)
5月:子供の日
6月:梅雨/衣替え
7月:七夕
8月:お盆
8月:夏の楽しみ
8月:終戦記念日
9月:月見
10月:体育の日
11月:文化の日
11月:七五三
12月:冬至
12月:クリスマス
12月:大晦日
7章 グループによる感覚刺激
1 感覚刺激
1感覚刺激とは何か?
2感覚刺激の目的
3痴呆患者にとって適切な反応をすることの意義は何か?
2 感覚刺激の基礎になる理論
1感覚遮断
2感覚入力水準
3悪循環
4適切な感覚刺激の必要:悪循環を絶つために
5なぜ通常のアクティビティで同じ効果が得られないか?
6日常生活における感覚刺激ではなぜ不十分か?
7感覚統合と感覚刺激の違いは何か?
3 感覚刺激の有効性の研究
4 感覚刺激グループの実施法法
1具体的目標
2参加者の選定
3環境設定
4時間
5グループの規模
6参加者の評価
7平行提示の方式
8感覚の手がかりの提示方法
9有効な感覚刺激
5 各感覚の特徴と提示法
1嗅覚
2運動感覚
3触覚
4四角
5聴覚
6味覚
7個人のアクティビティ
6 感覚刺激グループの実施法
7 感覚刺激のバリエーション
1食事による感覚刺激
2日常生活動作での感覚刺激
3見舞客が与える感覚刺激
付録 7 感覚の手掛かり
家庭の冬の夜
春への希望
室内の園芸
カメラ/写真
列車/電車
ペット
春/花見/花祭り
庭の園芸
野球/相撲
釣り
学校での日々
屋外の園芸
母の日
音楽
農業(田植え)
花/植物/庭
結婚
庭の収穫
時計/時間
秋の収穫(稲刈り)/秋祭り
電話
手芸/縫い物
〈日本語版のための追加〉
1月:新年
1月:七草粥
2月:節分
3月:ひな祭り
3月:春分の日
4月:みどりの日(昭和天皇誕生日、天長節)
5月:子供の日(端午の節句)
6月:衣替え
7月:七夕
8月:お盆
8月:夏の楽しみ
8月:終戦記念日
9月:月見
10月:体育の日
11月:七五三
12月:冬至
12月:クリスマス
12月:大晦日
索引
【著】 Carol Bowlby、竹内孝仁
【監訳】 鈴木英二