物語としての痴呆ケア
内容紹介
永く痴呆ケアを実践してきた著者が、痴呆ケアに携わる家族をはじめ、介護士、リハスタッフ、医師、看護師たちに著す素敵な贈り物
痴呆老人を抱える家族、またケアをする専門職の多くが悩む問題のほとんどは、その人の世界を理解し得ないところから生じる。痴呆の世界を解き明かした著者が、周辺症状は必ず治せるという実績に基づいた確信のもとに、誰もが正しいケアが行えるようにその技術を理論化した意欲作。永く痴呆ケアを実践してきた著者が、痴呆ケアに携わる家族をはじめ、介護士、リハスタッフ、医師、看護師たちに著す素敵な贈り物。
目次
第一部 物語としての痴呆ケア―小澤勲・講演記録
講演会を開くにあたって 知的障害者更生施設「れんげの里」・・・柳誠四郎
講演
1.クリスティーン・ブライデンさんの話
2.私が考えつづけてきたこと
3.痴呆の医学的知識
4.物語としての痴呆ケア
5.中核症状と周辺症状
6.周辺症状に対するケア
7.中核症状に対するケア
8.痴呆を生きる不自由
9.痴呆ケアに求められるもの
10.コーピングとギャップ
11.まとめ
質疑応答
第二部 小澤痴呆ケア論の源流を訪ねて
もう一つの物語―第二部のはじめに―・・・土本亜理子
一 人と人とのつながりのなかで支え合いたい
介護老人保健施設「桃源の郷」10年の実践から
第一節 ある手記から
第二節 笑顔に迎えられて
第三節 「桃源の郷」の物語
1.「桃源の郷」の軌跡を紹介するにあたって
2.支援相談員に聞く
3.ケアスタッフに聞く(その一)オープン直後のこと
4.ケアスタッフに聞く(その二)ケアプランの導入
5.ケアスタッフに聞く(その三)三者面談の開始
6.在宅介護支援センターのスタッフに聞く
7.その後の「桃源の郷」
8.今後の構想―グループケアからグループホームへ
第四節 ある事例―利用者の激しいもの集めをめぐって
第五節 家族とともに
一 若年発症のアルツハイマー病者、Cさんの場合
二 桃源の郷で看取ったJさんの場合
―メメント・モリ―死を避けてはいけない
第六節 10年間のケアを振り返って
二 行為動作分析で「やさしさのケア」を模索する
痴呆性高齢者通所施設「デイハウス沙羅」(伊藤美知主宰)
三 痴呆も自閉もかかわりはいっしょやと思った
知的障害者更生施設「れんげの里」(柳誠四郎施設長)
私の歩んだ道 ―あとがきにかえて―・・・小澤 勲
講演会を開くにあたって 知的障害者更生施設「れんげの里」・・・柳誠四郎
講演
1.クリスティーン・ブライデンさんの話
2.私が考えつづけてきたこと
3.痴呆の医学的知識
4.物語としての痴呆ケア
5.中核症状と周辺症状
6.周辺症状に対するケア
7.中核症状に対するケア
8.痴呆を生きる不自由
9.痴呆ケアに求められるもの
10.コーピングとギャップ
11.まとめ
質疑応答
第二部 小澤痴呆ケア論の源流を訪ねて
もう一つの物語―第二部のはじめに―・・・土本亜理子
一 人と人とのつながりのなかで支え合いたい
介護老人保健施設「桃源の郷」10年の実践から
第一節 ある手記から
第二節 笑顔に迎えられて
第三節 「桃源の郷」の物語
1.「桃源の郷」の軌跡を紹介するにあたって
2.支援相談員に聞く
3.ケアスタッフに聞く(その一)オープン直後のこと
4.ケアスタッフに聞く(その二)ケアプランの導入
5.ケアスタッフに聞く(その三)三者面談の開始
6.在宅介護支援センターのスタッフに聞く
7.その後の「桃源の郷」
8.今後の構想―グループケアからグループホームへ
第四節 ある事例―利用者の激しいもの集めをめぐって
第五節 家族とともに
一 若年発症のアルツハイマー病者、Cさんの場合
二 桃源の郷で看取ったJさんの場合
―メメント・モリ―死を避けてはいけない
第六節 10年間のケアを振り返って
二 行為動作分析で「やさしさのケア」を模索する
痴呆性高齢者通所施設「デイハウス沙羅」(伊藤美知主宰)
三 痴呆も自閉もかかわりはいっしょやと思った
知的障害者更生施設「れんげの里」(柳誠四郎施設長)
私の歩んだ道 ―あとがきにかえて―・・・小澤 勲
【著】
小澤 勲(種智院大学客員教授)
土本亜理子(フリーライター)