心に寄り添う個別介護手順書(レシピ)の作り方―選ばれる事業所になるために
内容紹介
利用者に添った個別介護手順書の具体的作成法を示した初めての本!
初めての介護サービスでどのようなサービスを提供したらよいかわからない。利用者さんとの間になかなか信頼関係が築けない。利用者さんの残存能力を生かした、自立(律)支援となる介護サービスを提供できているか不安だ。認知症の利用者さんが何を私に伝えたいのかわからなかった……こんな私がヘルパーとして利用者さんの想いを受け止めることができるだろうか。
だからこそ介護の専門職として、利用者に合った介護を提供したい!
本書はそんなあなたのために、利用者の心に寄り添う介護を提供するための道具として、行為動作分析を紹介しながら、利用者個別に対応した具体的な介護手順の作成法を伝授します。
目次
はじめに―ゆれない、迷わない介護をめざして
プロローグ―ある認知症の方へのサービスから
Part1 介護の質をアップさせる行為動作分析
ホームヘルパーの仕事とは
ヘルパーの専門性とは
質の高い介護とは
介護の質をアップさせる行為動作分析
Part2 行為動作分析とは
(1)行為動作分析ということ
1日の始まりは起床からですか?
行為は動作の集まり―行為動作分析の出発点
その人なりの特徴を介護に活かす行為動作分析
(2)行為動作分析に必要な視点
視点1 その人の生活を変えずに介護すること
視点2 介護は障害を持った方の生活行為を支援すること
視点3 介護のニーズは利用者さんが教えてくれる
視点4 介護は利用者とヘルパーとの共同行為である
視点5 本人の希望と家族の希望を把握する
(3)ICFに沿った介護サービスの提供と行為動作分析
ICFとは
ICF理念と介護サービス
ICF理念の具体的実践方法としての行為動作分析
Part3 行為動作分析の進め方と介護手順書の作成
(1)行為動作分析をする前に
(2)行為動作分析の流れと介護手順書の作成
(3)行為動作分析の実際
初回訪問時の行為動作分析
事例1 全身浴の介助
事例を用いた行為動作分析の流れ
利用者の想いを受け止めるために
行為動作分析のポイントのまとめ
Part4 さまざまな介護における「行為動作分析」の実践
(1)障害特性に応じた行為動作分析を行う
(2)認知症の方への介護を考える
認知症とはどのような病気か
認知症の方のできることは何か
認知症の方の行為の中のつまずきをさがすために必要な視点
行為動作分析の実際
事例2 入浴時の脱衣の介護
認知症の方にとって介護手順を明確化する意味
その時を生きている認知症の方の不安を見逃さない
事例3 居室の掃除、洗濯、昼食の用意、排泄への介護介入
サービス内容と照らし合わせた聞き取りをする
認知症を意識したサービス
(3)視覚障害者の方への介護を考える
障害特性―見えないということ
介護のポイント―邪魔者や邪魔物にならない工夫
事例4 掃除中の見守りと掃除の確認
行為動作分析に基づいて手順書を作る
(4)身体障害者の方への介護を考える
障害特性―頚椎損傷の利用者さんの場合
事例5 交通事故による頚椎損傷の方の起床介助
行為動作分析を行う―観察と聞き取り
Eさんのこだわりある身支度
手の必要なところを探す
(5)自閉症児の介護を考える
障害特性―自閉症児の特徴
親御さんがヘルパーに望むこと
そのお子さんの自閉症の特徴を知る
自閉症のお子さんへの介護支援の視点のまとめ
事例6 自閉症児の下校後の見守り
サービス前確認事項を作る
「健康チェック」項目を作る
トイレ介助の手順を考える
親御さんと一緒に育てていく姿勢を忘れないこと
介護手順書作成のためのチェックポイント
Part5 「行為動作分析」を介護評価に活用する
介護の質、利用者の行為動作の変化を明確にすること
介護記録と介護評価
介護評価に適した介護記録のあり方と行為動作分析
行為動作分析に基づいた介護記録による行為動作評価
介護記録のさまざまな活用法
おわりに、に代えて―言葉から重度認知症者の想いをさぐる
コラム1 マズローの欲求段階説から介護を考える
コラム2 行為動作分析を活かすためには介護の基本をおさえること
コラム3 携帯電話で介護記録と評価を行う
資料1 訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について
資料2 フェイスシート
資料3 行動チェックリスト(ABC)
資料4 認知症利用者の介護手順書例
プロローグ―ある認知症の方へのサービスから
Part1 介護の質をアップさせる行為動作分析
ホームヘルパーの仕事とは
ヘルパーの専門性とは
質の高い介護とは
介護の質をアップさせる行為動作分析
Part2 行為動作分析とは
(1)行為動作分析ということ
1日の始まりは起床からですか?
行為は動作の集まり―行為動作分析の出発点
その人なりの特徴を介護に活かす行為動作分析
(2)行為動作分析に必要な視点
視点1 その人の生活を変えずに介護すること
視点2 介護は障害を持った方の生活行為を支援すること
視点3 介護のニーズは利用者さんが教えてくれる
視点4 介護は利用者とヘルパーとの共同行為である
視点5 本人の希望と家族の希望を把握する
(3)ICFに沿った介護サービスの提供と行為動作分析
ICFとは
ICF理念と介護サービス
ICF理念の具体的実践方法としての行為動作分析
Part3 行為動作分析の進め方と介護手順書の作成
(1)行為動作分析をする前に
(2)行為動作分析の流れと介護手順書の作成
(3)行為動作分析の実際
初回訪問時の行為動作分析
事例1 全身浴の介助
事例を用いた行為動作分析の流れ
利用者の想いを受け止めるために
行為動作分析のポイントのまとめ
Part4 さまざまな介護における「行為動作分析」の実践
(1)障害特性に応じた行為動作分析を行う
(2)認知症の方への介護を考える
認知症とはどのような病気か
認知症の方のできることは何か
認知症の方の行為の中のつまずきをさがすために必要な視点
行為動作分析の実際
事例2 入浴時の脱衣の介護
認知症の方にとって介護手順を明確化する意味
その時を生きている認知症の方の不安を見逃さない
事例3 居室の掃除、洗濯、昼食の用意、排泄への介護介入
サービス内容と照らし合わせた聞き取りをする
認知症を意識したサービス
(3)視覚障害者の方への介護を考える
障害特性―見えないということ
介護のポイント―邪魔者や邪魔物にならない工夫
事例4 掃除中の見守りと掃除の確認
行為動作分析に基づいて手順書を作る
(4)身体障害者の方への介護を考える
障害特性―頚椎損傷の利用者さんの場合
事例5 交通事故による頚椎損傷の方の起床介助
行為動作分析を行う―観察と聞き取り
Eさんのこだわりある身支度
手の必要なところを探す
(5)自閉症児の介護を考える
障害特性―自閉症児の特徴
親御さんがヘルパーに望むこと
そのお子さんの自閉症の特徴を知る
自閉症のお子さんへの介護支援の視点のまとめ
事例6 自閉症児の下校後の見守り
サービス前確認事項を作る
「健康チェック」項目を作る
トイレ介助の手順を考える
親御さんと一緒に育てていく姿勢を忘れないこと
介護手順書作成のためのチェックポイント
Part5 「行為動作分析」を介護評価に活用する
介護の質、利用者の行為動作の変化を明確にすること
介護記録と介護評価
介護評価に適した介護記録のあり方と行為動作分析
行為動作分析に基づいた介護記録による行為動作評価
介護記録のさまざまな活用法
おわりに、に代えて―言葉から重度認知症者の想いをさぐる
コラム1 マズローの欲求段階説から介護を考える
コラム2 行為動作分析を活かすためには介護の基本をおさえること
コラム3 携帯電話で介護記録と評価を行う
資料1 訪問介護におけるサービス行為ごとの区分等について
資料2 フェイスシート
資料3 行動チェックリスト(ABC)
資料4 認知症利用者の介護手順書例
【著】 伊藤美知(イトーファーマシー沙羅グループ主宰)