対談集 いのちの言葉
内容紹介
「死」に裏打ちされた「いのち」を考えた対談集
現代社会は、生活から「死」が切り離され、「死を忘れよう」としている時代といえる。しかし、「死」が見えなくなることによって、本来の「生」までもが見えなくなっている。
本書の3つの対談は、言葉で「いのち」を表現してきた文学者と、常に現場で生と死に対峙してきた医師が、「いのち」と「死」をテーマに語り合ったものである。それぞれの経験と手法に基づいたアプローチで人間の「いのち」と「死」の問題に真正面から取り組んできた人生の先達が、死をどのように捉えるか、また、いのちの継続性、魂の世界まで縦横に語り合い、死の意味を見据えたときに、一人の人間のいのちがトータルに見えてくる。そして、いのちの真の豊かさが浮かび上がってくる。
目次
第一章 いのちの言葉に耳を傾け―物語の最終章を生きる
柳田邦男×山崎章郎
1 ひとの生死を書くということ
2 自分の生死を書くということ
3 生かす言葉、殺す言葉
4 深まりゆくいのちの言葉
5 死を超えて
第二章 老、病、死を歌うとき―いのちの連鎖
道浦母都子×徳永 進
1 母の死をめぐって
2 死に臨む言葉
第三章 言葉の知恵を超えて―死者の側からの眼差しに生きる
高 史明×細谷亮太
1 死を忘れようとしている時代
2 言葉で捉える生と死
3 自然(しぜん)と自然(じねん)
4 生が見えなくなった時代
5 宗教の再生
付録 「メメント・モリ」の時代
柳田邦男×山崎章郎
1 ひとの生死を書くということ
2 自分の生死を書くということ
3 生かす言葉、殺す言葉
4 深まりゆくいのちの言葉
5 死を超えて
第二章 老、病、死を歌うとき―いのちの連鎖
道浦母都子×徳永 進
1 母の死をめぐって
2 死に臨む言葉
第三章 言葉の知恵を超えて―死者の側からの眼差しに生きる
高 史明×細谷亮太
1 死を忘れようとしている時代
2 言葉で捉える生と死
3 自然(しぜん)と自然(じねん)
4 生が見えなくなった時代
5 宗教の再生
付録 「メメント・モリ」の時代
【対談】
柳田邦男(作家)×山崎章郎(聖ヨハネホスピスケア研究所)
道浦母都子(歌人)×徳永 進(野の花診療所)
高 史明(作家)×細谷亮太(聖路加国際病院小児科)