高齢者リハビリテーションと介護 決定の自立を支える100のヒント
内容紹介
「お年寄りは時代劇が好き」…ってコレ本当!?
相手のためにと思って一生懸命ケアをしているのに,うまくかみ合わない。そんな経験はありませんか? それは気がつかないうちに「思いこみ」の罠にはまってしまったのかも知れません。じつは「ニュースが好き」なお年寄りは多いのです。なのに私たちはつい「お年寄りは時代劇が好き」と考えがちです。
この本には,そんな思いこみのフィルターをはずすためのヒントが一杯詰まっています。利用者個々の本当の姿をきちんと見分ければ,貴方のプロフェッショナルなサービスが効果を発揮することでしょう。
「We will try! やればできる」を合い言葉に今日から始めよう!!
目次
第1章 「治す」のか「支える」のか
◆ヒント1 介護は「治す」か「支える」か?
◆ヒント2 リハビリテーションは「治す」か「支える」か?
◆ヒント3 「治す」か「支える」かをもう少し詳しく
◆ヒント4 変わる高齢者リハビリテーション・介護(褥瘡の手当が中心だった頃)
◆ヒント5 変わる高齢者リハビリテーション・介護(褥瘡の手当が無くなった今)
◆ヒント6 変わる高齢者リハビリテーション・介護(生物ケアから人のケアへ)
◆ヒント7 時代の変遷(リハビリテーション・介護がなかった時代)
◆ヒント8 時代の変遷(リハビリテーション・介護が生まれ育つ時代)
◆ヒント9 頼りにされ始めた介護
◆ヒント10 枠組みはできている
◆ヒント11 美味しい料理から考える普通の大切さ
◆ヒント12 普通の中にある配慮
◆ヒント13 やっぱり普通が一番!
◆ヒント14 普通を実現するために
◆ヒント15 そろそろ日本も
◆ヒント16 笑ってする仕事
◆ヒント17 片づける!
◆ヒント18 認知症ときれいな空間
第2章 思いこみ
◆ヒント19 「はい,チーズ」は正しいか?
◆ヒント20 高齢者の好きなテレビ番組は?
◆ヒント21 高齢者は経済弱者?
◆ヒント22 高齢者はお金を使わない?
◆ヒント23 目線を合わせる?
◆ヒント24 言ったことは伝わっている?
◆ヒント25 机や椅子にコマを付けてみました?
◆ヒント26 こうやって靴を履きます?(広い概念の大切さ)
◆ヒント27 概念?(広い概念の大切さ)
◆ヒント28 延びた手すり?(概念を広げる―データ駆動型処理)
◆ヒント29 なんのために歩いているの?(概念を広げる―人に相談する)
◆ヒント30 患者様という言葉を疑ってみる(疑ってみることの大切さ)
◆ヒント31 ここはどこ?(疑ってみることの大切さ)
第3章 人を動かすもの
◆ヒント32 この人はどんな暮らし?(1)
◆ヒント33 この人はどんな暮らし?(2)
◆ヒント34 なぜ K さんは動いているの?
◆ヒント35 元気にする家族,ダメにする家族
◆ヒント36 人の生活機能は何で決まる?
◆ヒント37 牛小屋の奇跡
◆ヒント38 窓ガラスの奇跡
◆ヒント39 時期に応じたリハビリテーション・介護
◆ヒント40 適時・適切なリハビリテーションの大切さ
第4章 チームワーク
◆ヒント41 チームワークがあった時代
◆ヒント42 互いを認め,役割を果たす
◆ヒント43 プライドとメンツ
◆ヒント44 チームの表と裏
◆ヒント45 権威の勾配
◆ヒント46 人と相談することの大切さ
◆ヒント47 人の意見を聞けますか?
◆ヒント48 お団子とチームワーク
◆ヒント49 チームワークは応えることから
◆ヒント50 チームワークを築くのは自分から
第5章 技術が大切
◆ヒント51 コーヒーカップを描いてください
◆ヒント52 技術って何?
◆ヒント53 アセスメントの技術
◆ヒント54 アセスメントで見えてくる
◆ヒント55 アセスメントでこんな効果が!
◆ヒント56 アセスメントを省かない!
◆ヒント57 うまく座ることの大切さ
◆ヒント58 うまく座る(1)―長く寝ている人が座るために
◆ヒント59 うまく座る(2)―体が反り返る人が座るために
◆ヒント60 うまく座る(3)―足底をしっかり床につける
◆ヒント61 うまく座る(4)―体重を左右均等にかける
◆ヒント62 うまく座る(5)―車いすを調節する(座面)
◆ヒント63 うまく座る(6)―車いすを調節する(フットプレート)
◆ヒント64 うまく座る(7)―椅子の高さと机の高さで嚥下も変わる
◆ヒント65 嚥下―その他の技術
◆ヒント66 具体的に技術を発揮する
◆ヒント67 当たり前の技術を的確に
◆ヒント68 難しいことは人に聞く
◆ヒント69 人に伝える技術(1)―主は拒否された?
◆ヒント70 人に伝える技術(2)―言葉で伝える難しさ
◆ヒント71 アップアップは成功の元
◆ヒント72 練習すればうまくなる
第6章 北欧のケア現場から自立について考える
◆ヒント73 行為の自立・決定の自立
◆ヒント74 決定の自立を支援する(1)―シャットダウンは最後に
◆ヒント75 決定の自立を支援する(2)―赤い色に導かれる
◆ヒント76 決定の自立を支援する(3)―今は何をする時間?
◆ヒント77 決定の自立を支援する(4)―分かりやすい説明
◆ヒント78 決定の自立を支援する(5)―手を出しすぎない
◆ヒント79 決定の自立を支援する(6)―帰属意識をもてる空間
◆ヒント80 決定の自立を支援する(7)―落ち着ける空間
◆ヒント81 決定の自立を支援する(8)―落ち着けるケア
◆ヒント82 決定の自立を支援する(9)―使いたくなるサービス
◆ヒント83 決定の自立を支援する(10)―スタッフは宝物
第7章 福祉用具・住宅改修について考える
◆ヒント84 怖い爪切り
◆ヒント85 雄弁に物語る写真
◆ヒント86 福祉用具に強くなるコツ(1)―試してみる
◆ヒント87 福祉用具に強くなるコツ(2)―並べて比べてみる
◆ヒント88 福祉用具に強くなるコツ(3)―はかってみる
◆ヒント89 具体的な提案が実を結ぶ
◆ヒント90 サービス利用者とスタッフの関係
◆ヒント91 世界を変える福祉用具
◆ヒント92 失敗(1)―頼ってしまった見過ごし
◆ヒント93 失敗(2)―広がったことによる見過ごし
第8章 人の生活習慣・行動が変わる
◆ヒント94 アフォーダンス
◆ヒント95 自己効力感(セルフエフィカシー)
◆ヒント96 行動を変える三原則
◆ヒント97 禁煙と罰刺激・褒め刺激
◆ヒント98 スモールステップの原則
◆ヒント99 過剰学習の効果
◆ヒント100 100 番目のヒント
◆ヒント1 介護は「治す」か「支える」か?
◆ヒント2 リハビリテーションは「治す」か「支える」か?
◆ヒント3 「治す」か「支える」かをもう少し詳しく
◆ヒント4 変わる高齢者リハビリテーション・介護(褥瘡の手当が中心だった頃)
◆ヒント5 変わる高齢者リハビリテーション・介護(褥瘡の手当が無くなった今)
◆ヒント6 変わる高齢者リハビリテーション・介護(生物ケアから人のケアへ)
◆ヒント7 時代の変遷(リハビリテーション・介護がなかった時代)
◆ヒント8 時代の変遷(リハビリテーション・介護が生まれ育つ時代)
◆ヒント9 頼りにされ始めた介護
◆ヒント10 枠組みはできている
◆ヒント11 美味しい料理から考える普通の大切さ
◆ヒント12 普通の中にある配慮
◆ヒント13 やっぱり普通が一番!
◆ヒント14 普通を実現するために
◆ヒント15 そろそろ日本も
◆ヒント16 笑ってする仕事
◆ヒント17 片づける!
◆ヒント18 認知症ときれいな空間
第2章 思いこみ
◆ヒント19 「はい,チーズ」は正しいか?
◆ヒント20 高齢者の好きなテレビ番組は?
◆ヒント21 高齢者は経済弱者?
◆ヒント22 高齢者はお金を使わない?
◆ヒント23 目線を合わせる?
◆ヒント24 言ったことは伝わっている?
◆ヒント25 机や椅子にコマを付けてみました?
◆ヒント26 こうやって靴を履きます?(広い概念の大切さ)
◆ヒント27 概念?(広い概念の大切さ)
◆ヒント28 延びた手すり?(概念を広げる―データ駆動型処理)
◆ヒント29 なんのために歩いているの?(概念を広げる―人に相談する)
◆ヒント30 患者様という言葉を疑ってみる(疑ってみることの大切さ)
◆ヒント31 ここはどこ?(疑ってみることの大切さ)
第3章 人を動かすもの
◆ヒント32 この人はどんな暮らし?(1)
◆ヒント33 この人はどんな暮らし?(2)
◆ヒント34 なぜ K さんは動いているの?
◆ヒント35 元気にする家族,ダメにする家族
◆ヒント36 人の生活機能は何で決まる?
◆ヒント37 牛小屋の奇跡
◆ヒント38 窓ガラスの奇跡
◆ヒント39 時期に応じたリハビリテーション・介護
◆ヒント40 適時・適切なリハビリテーションの大切さ
第4章 チームワーク
◆ヒント41 チームワークがあった時代
◆ヒント42 互いを認め,役割を果たす
◆ヒント43 プライドとメンツ
◆ヒント44 チームの表と裏
◆ヒント45 権威の勾配
◆ヒント46 人と相談することの大切さ
◆ヒント47 人の意見を聞けますか?
◆ヒント48 お団子とチームワーク
◆ヒント49 チームワークは応えることから
◆ヒント50 チームワークを築くのは自分から
第5章 技術が大切
◆ヒント51 コーヒーカップを描いてください
◆ヒント52 技術って何?
◆ヒント53 アセスメントの技術
◆ヒント54 アセスメントで見えてくる
◆ヒント55 アセスメントでこんな効果が!
◆ヒント56 アセスメントを省かない!
◆ヒント57 うまく座ることの大切さ
◆ヒント58 うまく座る(1)―長く寝ている人が座るために
◆ヒント59 うまく座る(2)―体が反り返る人が座るために
◆ヒント60 うまく座る(3)―足底をしっかり床につける
◆ヒント61 うまく座る(4)―体重を左右均等にかける
◆ヒント62 うまく座る(5)―車いすを調節する(座面)
◆ヒント63 うまく座る(6)―車いすを調節する(フットプレート)
◆ヒント64 うまく座る(7)―椅子の高さと机の高さで嚥下も変わる
◆ヒント65 嚥下―その他の技術
◆ヒント66 具体的に技術を発揮する
◆ヒント67 当たり前の技術を的確に
◆ヒント68 難しいことは人に聞く
◆ヒント69 人に伝える技術(1)―主は拒否された?
◆ヒント70 人に伝える技術(2)―言葉で伝える難しさ
◆ヒント71 アップアップは成功の元
◆ヒント72 練習すればうまくなる
第6章 北欧のケア現場から自立について考える
◆ヒント73 行為の自立・決定の自立
◆ヒント74 決定の自立を支援する(1)―シャットダウンは最後に
◆ヒント75 決定の自立を支援する(2)―赤い色に導かれる
◆ヒント76 決定の自立を支援する(3)―今は何をする時間?
◆ヒント77 決定の自立を支援する(4)―分かりやすい説明
◆ヒント78 決定の自立を支援する(5)―手を出しすぎない
◆ヒント79 決定の自立を支援する(6)―帰属意識をもてる空間
◆ヒント80 決定の自立を支援する(7)―落ち着ける空間
◆ヒント81 決定の自立を支援する(8)―落ち着けるケア
◆ヒント82 決定の自立を支援する(9)―使いたくなるサービス
◆ヒント83 決定の自立を支援する(10)―スタッフは宝物
第7章 福祉用具・住宅改修について考える
◆ヒント84 怖い爪切り
◆ヒント85 雄弁に物語る写真
◆ヒント86 福祉用具に強くなるコツ(1)―試してみる
◆ヒント87 福祉用具に強くなるコツ(2)―並べて比べてみる
◆ヒント88 福祉用具に強くなるコツ(3)―はかってみる
◆ヒント89 具体的な提案が実を結ぶ
◆ヒント90 サービス利用者とスタッフの関係
◆ヒント91 世界を変える福祉用具
◆ヒント92 失敗(1)―頼ってしまった見過ごし
◆ヒント93 失敗(2)―広がったことによる見過ごし
第8章 人の生活習慣・行動が変わる
◆ヒント94 アフォーダンス
◆ヒント95 自己効力感(セルフエフィカシー)
◆ヒント96 行動を変える三原則
◆ヒント97 禁煙と罰刺激・褒め刺激
◆ヒント98 スモールステップの原則
◆ヒント99 過剰学習の効果
◆ヒント100 100 番目のヒント
【著】備酒伸彦(神戸学院大学総合リハビリテーション学部)